ギターがなかなか上達しない人がやりがちな最悪な練習法4選!

ギター

みなさんこんにちは!

今回はギターが上達しなくなる最悪な練習法を紹介していきたいと思います!

ギターが上手くなりたい!と思って練習しているのに、

なかなか上達しないとモチベーションも落ちてくるし、練習効率も落ちてきますよね?

そんな状況を打開するには、非効率的な練習をやめて上達する楽しさを味わうのが一番です。

今から紹介する最悪な練習法をやっている人は今すぐやめるようにしてください!

「俺/私、この最悪な練習法しちゃってたな・・・」という方向けに、

各項目ごとに改善方法も紹介しますので、練習方法の改善はそちらを参考にしてみてくださいね。

それではいってみましょう!

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最悪な練習法

1. とにかく同じフレーズを練習する

今から紹介していく中でも特に最悪な練習法がこれです。

ギター練習の基本はフレーズの反復練習ですが、

  • 完璧に弾けるようになったフレーズをいつまでも練習する
  • どれだけやっても弾けるようにならないフレーズをいつまでも練習する

このどちらかをやっている人は要注意です!

順にみていきましょう。

①完璧に弾けるようになったフレーズをいつまでも練習する

この練習法が良くないことは直感的に分かると思います。

そもそもギタリストが練習でフレーズをコピーするのは、

  • 自分が身につけていない運指の方法を覚えるため
  • 弾き慣れていない奏法になれるため
  • 新しい手癖フレーズを覚えるため
  • フレーズ作成のインスピレーションを得るため

この4つの理由が主な目的だと思います。

しかし同じフレーズばかりを練習していては身につけてない運指も、弾きなれない奏法も出てきませんし、

当然新しい手癖フレーズもフレーズのインスピレーションも湧いてきません。

ずっと練習している特定のフレーズはスラスラ弾けるようになるかもしれませんが、ギターの上達は全くしません。

一度弾けるようになったフレーズを繰り返し練習するのは最悪な練習法と言えるでしょう。

改善方法:3日後に完璧に弾けたら次のフレーズへ

「完璧に弾けるようになったフレーズをいつまでも練習する」練習法の改善方法は、

「3日後に完璧に弾けたら次のフレーズに行くこと」

です!

完璧に弾けるようになったフレーズ、といっても完璧の基準がわからない人もいるでしょう。

なので、このフレーズは弾けるようになった!と思ったら、三日後まで練習するのをやめてみてください。

3日後にそのフレーズをすぐに弾き切ることができたなら、それは「そのフレーズを完璧に弾けるようになった」ということです。

その場合は次のフレーズ練習に進みましょう。

逆に、演奏中につまってしまう、ミスタッチしてしまうといった場合はまだ完璧ではありません。

運指を効率化したり、フレーズを再暗記するなどして練習を続けましょう。

②どれだけやっても弾けるようにならないフレーズをいつまでも練習する

これが悪い練習という事を知らない人は多いのではないでしょうか?

誤解がないように断っておくと、これはあくまで中級者以上を対象に言っています。

よく初心者向けの練習法として言われる、

「難しくても曲を通して一曲コピーしてみよう!」

みたいなことは決して悪い練習法ではありません。(モチベーションの維持や基本の習得などメリットがたくさんあります)

しかし、中級者以上の人が何か月練習してもできないフレーズを練習し続けるというのは間違いなく悪い練習法です。

なぜなら中級者以上の人が弾けない場合、そのフレーズに必要な基礎練習が圧倒的に足りない場合が多いからです。

それは例えばリズム感であったり、小指の可動域や滑らかさであったり、様々でしょう。

しかしこれらはただフレーズを愚直に練習するだけで身につく技能ではありません。

むしろ、身の丈に合わないフレーズを無理やり弾こうとして悪い癖(弾けない音を飛ばす、指を痛める運指をする、などなど)がつく場合もあります。

なので、何度練習しても弾けないフレーズをずっと練習するのは最悪の練習法と言えるでしょう。

改善方法:2週間練習して手ごたえがないなら諦める

人によって練習時間に差はありますが、中級者以上なら2週間も練習すれば「手ごたえのある/ない」はなんとなく感じられるものです。

2週間練習してもし手ごたえが全くないのであれば、それは基礎練習が足りていないということになります。

自分にはまだ早かったとすっぱりと諦めて基礎練習をするか、別のフレーズに取り組みましょう。

ただ、どうしてもこのフレーズが弾きたいんだ!弾けなきゃヤバイ!という場合もあると思います。(ライブで弾く予定があるなど・・・)

そんな時はそのフレーズを作った(弾いている)ギタリストの別のフレーズを練習してみましょう。

ギターフレーズは作ったギタリストの手癖から来ている場合が多いので、同じギタリストの他のフレーズと似ている部分も多いんです。

同じギタリストのもう少し優しいフレーズから練習していけば、本命のフレーズを弾くのに役立つかもしれませんよ!

2.コード弾き/単音弾きばかり練習している

これは1つ目にあげた練習法よりももっと根元の部分ですね。

多くの4人組ロックバンドにはリードギターとバッキングギターの2つパートがあるように、

ギターというのはアンサンブル内で単音弾きとコード弾きを分担することが多いです。

そのせいか自分が良く担当するパートに合わせて単音弾きだけ、あるいはコード弾きだけ練習してしまう初心者が多いです。

確かに片方に狙いを絞れば最初のうちはみるみる自分の弾くパートが上達して、成長スピードが速いように感じられるでしょう。

しかしこれが全くの罠で、次に単音弾きに、あるいはコード弾きに手を出そうと思うと、今までの知識や技術ではどうにもならないことに気が付くはずです。

これは何故かというと、そもそものミュート方法、運指の意識、親指の位置など、

同じギターの奏法でも実際に演奏してみると全く別の楽器と感じるほどに必要な技術に差があるからです。

それでは解決方法を見てみましょう。

改善方法:普段弾かない、任されないパートを練習してみる!

当たり前ですが、解決法としては練習していない奏法を練習すればいいのですが・・・

中々自分で練習のメニューを決めて実行するのは難しいですよね?

そんなときは、自分の入っているバンドで任されていない方の、あるいは普段の練習でやっていない方のパートを練習してみましょう!

これなら自分で改めて練習曲を探す手間が省けますし、自分の普段の練習と同じ曲なので練習し忘れてしまう心配も少なくなります!

ここからは個人的なアドバイスですが、普段と違う奏法を練習するときは

  • 親指の位置(コードなら基本高めに、単音なら基本低めに)
  • リズムの取り方(コードは正しく一小節を感じて刻む、単音は休符をしっかりと感じて弾く)

に注意すると上達が早くなりますよ!

ぜひ気をつけてみてくださいね!

3.強く歪ませた状態で練習している

これもあるあるですね。

エレキギターの特徴兼楽しさとして「歪み」があります。

恐らくすべてギタリストは普段の練習から歪ませていると思いますが、実は歪みを強くかけすぎると困ったことが起こります。

それは、自分の出している音を正確に把握できなくなることです。

試しにクリーンサウンドでFコードを弾いてみてください。

すると、2弦の音が出ない・・・とか、6弦の音が少し汚い・・・とか改善点が見つかると思います。(きれいに弾けました!という人は今回だけ無理やり失敗してみてください、申し訳ない!)

次に歪みを強くかけた状態(アンプやエフェクターの歪みつまみを5時にするくらい)で同じようにFコードを弾いてみてください。

多分、綺麗に鳴っているように聞こえたと思います。

これは強い歪みによってコードの1音1音の分離感が目立たなくなることで、弾けていない弦に気づけていないんです!

今回は実験という事で強く歪ませてもらいましたが、これは軽い歪みでも程度の差こそあっても同じことが起きます。

これだと練習の効率がとても悪くなるので、これは是非とも改善すべきです。

では、改善方法を見ていきましょう。

改善方法:クリーンサウンドで練習する!

はい、もう見出しに書かれてる通りです!笑

歪みでの練習では効率が悪い以上残念ながらクリーンサウンドで練習する以外に解決法はありません・・・

ただ、毎日毎日クリーンで練習では楽しくないと思う人もいると思います!

そんな人はクリーンと歪みを交互に練習するようにしましょう!

歪みで練習することも本番に向けての歪みの調整を覚えるには有用なので、交互で練習するのも良いと思いますよ!

4.自分のギターの音だけを聞いて練習している

ギターはバンドアンサンブルに組み込まれる楽器なのでリズム感がとても大事です。

ですがバックにドラムを流したり、楽曲を流したりせず、

自分のギターの音だけを聞いて練習していると、リズム感の効果的な練習ができません。

というのも自分ではリズム感がある/ないというのはあんまり判別できないものだからです。

自分ではリズムよく弾けていると思っていても、実際にはリズムがぐちゃぐちゃで、

そんな音だけを聞いて練習していては更にリズム感が悪くなるのは当たり前です。

繰り返しですがギターはバンドアンサンブルの一員であり、リズム感が大事です。

解決法は簡単なものばかりですから、是非取り組んでみましょう!

改善方法①:音源を流しながら/クリック音を流しながら練習する

一つ目の改善方法は音源かクリック音を流しながら練習することです。

あ、クリック音というのはマウスをクリックしたときに出る音ではなくて、メトロノームのように等間隔でなる音のことです。(大体のメトロノームはカチッカチッという音が鳴るので音も似てますが別物ですよ笑)

当たり前ですが、もともとの楽曲やクリック音はリズムが完璧なので、

それを聞きながら練習することがリズム感を鍛える一番の方法です。

なかでも個人的にはクリック音で練習するのがおすすめです。

音源を聞きながら練習してしまうとどうしても聞き入ってしまう可能性がありますし、ミスに気が付きにくくなってしまいますからね。

クリック音を聞きながらの練習は最初は慣れないかもしれませんが、リズム感を得るのに一番の方法なので、慣れるように練習しましょう!

改善方法②:録音して聞き直す

これは少し上級者向けですが、全体的なリズム感を養った後は自分のギターの音を録音し聞き直してみましょう。

自分では気づきづらいかもしれませんが、難しいフレーズのところはリズムがずれてしまっていることが多いです。

録音することでそういった小さなミスに気づくことができるので、よりリズム感向上を見込めます。

最初はなんだか恥ずかしく感じるかもしれませんが、スマホの録音でも出来るお手軽な方法なのでぜひ試してみてくださいね!

まとめ

ここまで4つの最悪な練習法を紹介してきましたが、残念ながら当てはまってしまった人もいたのではないでしょうか?

当てはまらなかった人はそのままの練習を頑張って継続してみてください!

当てはまってしまった人は改善方法を参考にして練習を修正していきましょう!

正しい練習が素早い上達のカギですよ!

改善方法は手軽で簡単なものばかりですから、次の練習から早速取り入れてみてはいかがでしょうか!

それでは良いギターライフを!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

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