おすすめ歪み系エフェクターを効果別全15種類紹介!初心者向けのおすすめ紹介も!

楽器機材紹介

みなさんこんにちは!

今回は初心者が初めて買うエフェクター率NO.1である、ギターエフェクターの花形「歪みエフェクター」のおすすめを、

  • オーバードライブ
     
  • ディストーション
     
  • ファズ

の効果別三種類に分けて紹介していきます!

歪みエフェクターは初心者から上級者まで必ず使うギタリスト必須アイテム!

自分に合った歪みが作れるエフェクターを見つけるのはギタリスト永遠の課題だったりします。

ですが、今回の記事ではおすすめ歪みエフェクターを15種類紹介するので、きっと理想のエフェクターが見つかるはず!

それでは早速見ていきましょう!

(エフェクターサウンドの感想はあくまで筆者の主観です。
間違っている可能性もあるので、自分でも試奏動画等をチェックしてみてくださいね!)

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オーバードライブのおすすめエフェクター

オーバードライブポップロックやブルースによく使用される歪みエフェクターです。

角が取れた、温かみのある自然な歪み方をするので、初心者にも扱いやすいエフェクターとして人気です!

基本的には強く歪ませる使い方はしませんが、場面によってはハードロックに対応できるような強い歪みサウンドも作れるので、

まだやりたい音楽が決まっていない初心者でも無駄にならないエフェクターだと思います。

一台持っているだけで対応できる音楽ジャンルが増えるので、

初めて買う一台目の歪みエフェクターはオーバードライブがおすすめですよ!

それではおすすめのオーバードライブエフェクターを見ていきましょう!

BOSS OD-1X OverDrive

最初に紹介するのは超定番オーバードライブの「BOSS OD-1X OverDrive」です!

1977年にOD₋1が発売されてからOD₋2,OD₋3と続いてきたBOSSのOver Driveシリーズですが、

2014年にODシリーズをさらに進化させた後続機、OD₋1Xがデビューしました。

BOSSのオーバードライブはこのODシリーズと後述のBDシリーズの2パターンありますが、

こちらはBDシリーズよりはすこし緩やかに歪みがかかっていく印象で、

柔らかい歪みを求めている人におすすめできます!

サウンドは太く芯があり、レンジ(作れる歪みの広さ)も広くクリアなモダンオーバードライブサウンドなので、

演奏者のピッキング強弱やピッキングの当たり角度までを反映した自然なコンプレッション感を得られます。

オーバードライブエフェクターの中では抜群のピッキング感度を持ってるエフェクターの一つだと思いますよ!

王道に歪む弾きやすいエフェクターが欲しいなら「BOSS OD-1X OverDrive」おすすめです!

BOSS BD-2 Blues Driver

続いて紹介するのもBOSSのオーバードライブエフェクター「BOSS BD-2 Blues Driver」です!

ODシリーズはOver Driveの頭文字を取ったものでしたが、BDBlues Driverの頭文字を取ったものです。

その名の通りBDシリーズのコンセプトは「ブルースギターのための歪み」で、

ざらざらした粗い歪みと、強く歪ませても高音域まで潰れずに際立ったサウンドを出せることが特徴です。

クランチサウンドからディストーションサウンドまで作れる歪みレンジの広さはBOSSのエフェクターの特徴ですが、

ODシリーズも広いレンジを搭載しているもののBDシリーズの広いレンジには敵いません。

その使いやすいサウンド感と広い歪みレンジはブルース界だけでなくロック界でも評価されており、

  • 山口一郎(サカナクション Gt/Vo)
     
  • 山中さわお(the pillows Gt/Vo)
  • 藤原基央(BUMP OF CHICKEN Gt/Vo)
  • 田渕 ひさ子(NUMBER GIRL Gt.)

などの邦楽ロックの大物もこぞってBDシリーズを利用しています。

汎用性の高いサウンドと広いレンジは曲調を選ばずに使用できるので、

初心者から上級者まですべてのギタリストの基準になる歪みエフェクターとして長年歪みエフェクター界に君臨する「BOSS BD-2 Blues Driver」。

汎用性の高い歪みエフェクターが欲しい人は「BOSS BD-2 Blues Driver」を選ぶと間違いなし!

Tube Screamer TS-9

続いてはギター、ベースブランドとして有名なIbanezから販売されているオーバードライブエフェクター「Tube Screamer TS-9」です!

ここまで紹介してきたBOSSの2つのエフェクターは鋭角に歪む感じでしたが、

Tube Screamer(ここからはTS略)はその逆で、じんわり緩やかな歪み方をするのが特徴です。

サウンドはきめが細かく、アンプの歪みをそのまま取り出したような素直さです。

なので、オーバードライブエフェクターながらアンプのサウンドの特徴を潰さずに歪ませることができ、

アンプのサウンド特性を生かした音作りをしたいギタリストに重宝されています!

ただ、忘れてはいけない欠点としてTSは歪みのレンジが狭いことと、

ミドルが強く出るため音がこもることが挙げられます。

この2つの欠点とアンプサウンドを保ってゲインを稼げるという利点を比べて、

利点に軍配が上がるのであれば「Tube Screamer TS-9」は買いのエフェクターだと思いますよ!

Maxon Overdrive Pro OD820

続いて紹介するのは日本のエフェクター会社Maxonから販売されている「Maxon Overdrive Pro OD820」です!

純日本製のOD820は1970年代に発売されてから今まで、数多のギタリストの間で名機として愛されてきた傑作エフェクターです。

そのサウンドはTS系と呼ばれるTube Screamerに似たアンプライクなサウンドで、少し粘り気が強いのが特徴です。

そこまで激しくは歪まないので、単体だと歪みが平坦で力を発揮しきれませんが、

TSと同じくアンプと併用して音作りをすることできめ細かく質の高い歪みを生み出すことができます!

OD820は他のエフェクターよりも大きく四角いので、「お弁当」と呼ばれることが多いですが、

緑でずんぐりむっくりな外見がかわいくて愛着がわくので、個人的には外見のかわいさも推せるポイントの一つです!

FULLTONE OCD V2

続いてはFULLTONE社から販売されている「FULLTONE OCD V2」です!

このOCD V2はギター、アンプを問わずに普遍的な歪みを得ることができるブティック系エフェクターの先駆けの一つです。

*ブティック系:小さな工房で作るハイクオリティのエフェクターのこと

歪みのレンジは広く、オーバードライブを超えてディストーションレベルまで歪みます

サウンドは低音域から中音域が相当前に出てくる印象で、ナチュラルで聞きやすい歪みが特徴です。

他にもOCDは低音域の音圧が圧倒的で、少しエフェクトをかけただけで音量が飛び上がったように聞こえるほどの迫力なので、

サウンドの迫力を増強するブースターとしての役割もこなせるのが特徴ですね。

Strawberry Red Over Drive

続いてはONE CONTROL社の「Strawberry Red Over Drive」です!

エフェクタークリエイターの巨匠、BJF氏完全オリジナル設計のStrawberry Red(以下SR略)は、

過去の歪みエフェクターを踏襲した真空管っぽいアナログサウンドの風潮を完全に断ち切るデジタルなサウンドで、

その全く新しい現代的なトーン感は一度弾いたら虜になってしまうほどの中毒性を秘めています。

またSRは巨匠BJF氏設計なだけあって歪みレンジの幅、サウンド感、ニュアンスの反応は完全に高級ハンドメイドエフェクターのそれ

にもかかわらず定価2万円、販売場所によっては1万円前後という安さで購入できるというのはまさに異常事態。

あまりのコスパの良さにONE CONTROL社が価格設定を間違えたのではと心配になる程です。

外見はアルミ製でスタイリッシュ、サイズも小さくエフェクターボードにも組み込みやすいサイズです。

このRSは外見、性能、価格すべてが他の歪みエフェクターを霞ませるほどの高いレベルでまとまっているので、

個人的には是非一度手を伸ばしてみてほしい逸品です・・・!

初心者向けおすすめオーバードライブ

ここまでたくさんのオーバードライブエフェクターを紹介してきましたが、

初心者の方はどれを選べばいいかよくわからなかったかもしれません。

というわけでここまで紹介した中で、特に初心者におすすめのエフェクターを紹介したいと思います。

結論から言うと、初心者におすすめのODエフェクターは、

BOSS BD-2 Blues Driver」と「Strawberry Red Over Drive」の2つです!

え、2個もあるんじゃどっちを選べばいいの?となるかもしれませんが、

BDは角の取れた温かいアナログサウンド、SRはエッジがきいていて気持ちいいデジタルサウンドと対極の音色なので、聞き比べれば必ずどちらか好き嫌いがあるはずです。

BD、SRともにエフェクターとしては一級品なので、あとはサウンドの好き嫌いで選べば絶対に間違いないと思いますよ!

ディストーションのおすすめエフェクター

ディストーションはオーバードライブよりもさらに深い歪みが得られるエフェクターです。

使用用途はハードロック、メタルのような激しい歪みサウンドが求められる音楽です。

ディストーションの主な効果は音のダイナミクス(大小の差)を取り去ることでハードロック、メタル特有の激しい勢いを演出したり、

ギターソロでの音の伸びの底上げをオーバードライブ以上に得ることができます。

音色はだいぶ鋭い歪みなので使う場面を選ぶエフェクターではありますが、

ハードロック、メタルを演奏するには不可欠なものなので持っておくと対応できる曲の幅が広がりますよ!

それではおすすめのディストーションエフェクターを紹介していきます!

BOSS DS-1X

最初に紹介するのはお馴染みBOSSのディストーションエフェクター、「BOSS DS-1X」です!

DiStortionの文字を取っているDSシリーズの歴史は古く、1978年にBOSS最初のディストーションエフェクターとして発売されたDS₋1から始まり、

その後DS-2への一新を経てODシリーズと同じく新時代に適応するための進化として仕切りなおされたDS₋1Xが2014年に発売されました。

そのサウンドはディストーションらしいエッジの立った鋭く深い歪み、音圧マシマシの低音域とハードロックサウンドの王道中の王道です。

ディストーションというとどうしても音が潰れる印象がありますが、DS-1Xは音の分離感もよく、激しく歪ませてもコードの響きが損なわれることはありません。

またDS₋1Xは完全デジタルのエフェクターなので、ノイズが他のエフェクターに比べてもダントツで少ないです。

歪みは強くすればするほどノイズに悩まされるものなので、ノイズが少ないのも好印象。

王道のディストーションサウンドをストレスなく使いたい人におすすめのエフェクターです!

MXR Distortion+

続いて紹介するのはアメリカの老舗ギターエフェクター会社MXR社から発売されている「MXR Distortion+」です!(2020年現在の現行品の名称は「MXR M104 DISTORTION+」です)

MXR Distortion+の最大の特徴は何と言っても2つしかコントロールノブがないこと

というのもこのMXR Distortion+、初代は1970年代初期に開発されたビンテージエフェクターで、

ディストーションエフェクターの最初期の作品の一つなんです。

当然最初期の品という事もあり初代は最小限のコントロールノブしか載っておらず、

その後のMXR Distortion+シリーズはその頃の形を忠実に守っているので、2つのノブしか搭載していません。

少し歴史を説明すると、歪みエフェクターは今でこそディストーション、オーバードライブ、ファズと別れていますが、

歪みの最初期(1950~1960年代)はファズを使うかアンプを無理やり爆音にして歪ませるしかなく、

少し耳障りな潰れた歪みしか存在していませんでした。

そんな中まろやかな歪みを実現し歪みの世界を一変させたのがこのMXR Distortion+です。

現代まで続くオーバードライブ、ディストーションエフェクターの始まりはMXR Distortion+だと言われていて、

ある意味では我々がうんうん唸りながら歪みエフェクターを選ばなければいけなくなった元凶だったりもします。(まあそれがギターの楽しさでもあるのですが笑)

そんなMXR Distortion+のサウンドは初代から現行機に至るまでディストーションというよりはオーバードライブ気味な上品な歪みなのですが、

それもそのはずMXR Distortion+が生まれたころはディストーションとオーバードライブの区別は無かったんですね。(商品名のDistortionも単に「歪み」という意味で命名したのだと思われます)

ディストーションとオーバードライブの区別が生まれるのは、1977年ごろにBOSSがODシリーズとDSシリーズの初代をリリースしたタイミングです。

ODとDSの二つのサウンド差からオーバードライブ、ディストーションの区別が発生したわけです。

なので、イメージするディストーションほどMXR Distortion+は歪みませんし、

ハードロックやメタルで活用できるほど尖った歪みももちろん出せません。

ただ、音の分離感が歪みエフェクターの中でもトップクラスに良いので、

コード弾きに徹するボーカルギターやリズムギターにはおすすめです

ちなみに他の歪みエフェクターを併用してMXR Distortion+はブースターとして使うというのも結構人気の使い方なので、

他の歪みエフェクター一つでは音圧や歪みが足りなかったという人にもおすすめできると思いますよ!

PROCO RAT2

続いて紹介するのはPROCO社から販売されている「PROCO RAT2」です!

PROCOのRATも上のMXR Distortion+と同じくビンテージなエフェクターでプロトタイプの開発が1978年に、初期型の生産が1979年に開始されました。

そこからボディが小さくなったりサウンドをマイナーチェンジしたりとより現代的にアレンジされながら、

現在はRAT2がRATシリーズの主力商品として流通しています。

そんなRAT2のサウンドは豪快で、ディストーションというにはいささか乱暴すぎるほどに粗く、深く歪みます

人によっては、RATはディストーションではなく軽めに歪むファズだ!とか、

いやいや、RATはディストーションでもファズでもなく「RAT」という歪みなんだ!などなど、

ギタリストの間でも意見が分かれるほどに独特に歪みます。笑

RATの歪みをかけると中低音がだいぶもっさりというか、もわもわ(?)するんですが、一度RATを使ってハードロックやメタルを弾いてしまうと、

途端にもっさりした中低音や粗くて乱暴な歪みの虜になってRAT以外の歪みエフェクターを使う気が起きなくなるんですよね。

もちろん独特の(いい意味で)古臭い歪みなので、現代的なロックでは合わない曲も多いですが、

定番洋楽ハードロックを弾くなら必ず用意しておきたいエフェクターの一つだと思います!

Leqtique 9/9

続いて紹介するのはShun Nokina氏のエフェクターブランドLeqtique発のディストーションエフェクター「Leqtique 9/9」です!

Shun Nokina氏といえば10代からエフェクタークリエイターとしての活動を始め、20代で自身のブランドを立ち上げたまさに天才。

エフェクター業界では馴染み薄かったハイレゾリューションパーツを使うなど革新的な手法を用いており、

Shun Nokina氏の作る個性的なエフェクターは国内外のギタリストから熱狂的な支持を受ける、現代日本を代表するクリエイターの一人です!

そんなShun Nokina氏が自身のブランドLeqtiqueの三作目として世に送り出したのがこの「 Leqtique 9/9 」です。

有名クリエイターのブランドエフェクターと聞くとなんだかお高そうな気がしますが、意外とお安く2万円前後で購入できます。

これはブランドエフェクターの値段としては超破格の価格設定だといえますね。

というと安いなりのサウンドなんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、これまたサウンドも絶品!

同ブランド完全オリジナル回路で作られたLeqtique 9/9のサウンドは、中低音域を前面に押し出す迫力バッチリの分厚いディストーション

曲に厚みが欲しい!音圧が足りない!なんて時にかませたら一発で悩みを解決してくれると思います!

このレベルの気持ちいいディストーションが2万円前後は間違いなくディストーションエフェクター界ではコスパ最強レベルだと思いますね。

と、超おすすめ商品ではあるのですが、一応問題点も無い訳ではないので紹介しておきます。

それは・・・歪みエフェクターを触った経験が少ない人にはセッティングが難しいという事!

というのもLeqtique 9/9の特徴として若干低音が強くなりやすいようなんですね。

それが音圧や厚みを増してくれていることは紛れもない事実ではありますが、

音作りを少しでもサボってしまうとボーカルやベースを邪魔しかねない訳です。

なので、バンドサウンド全体を聞いてエフェクターを微調整できる人じゃないと少し厳しいかもしれません。

長くなったのでまとめると、 Leqtique 9/9は音作りの知識がある中級者~上級者には超おすすめできるコスパ最強エフェクター、ということです!

余談ですが、現在Leqtiqueのハイゲインシリーズとして「Leqtique 10/10」「Leqtique 11/11」の二つも追加リリースされています。

どちらも9/9とサウンドの趣は違いますが、高いコストパフォーマンスと上質なサウンドは共通。

今回は筆者個人が一番好きなサウンドとして9/9を紹介しましたが、

10/10、11/11も自信を持っておすすめできる最高のエフェクターなので、ぜひ一度サウンドを確認してみてください!

9/9、10/10、11/11をシーンに合わせて使い分けるというのも素敵だと思いますよ!

BOSS OS-2 OverDrive/Distortion

ディストーションエフェクター最後に紹介するのは王道BOSSの「BOSS OS-2 OverDrive/Distortion」です!

もう商品名を見ればわかると思いますが、このOS₋2はオーバードライブエフェクターのODシリーズとディストーションエフェクターのDSシリーズを1つのエフェクターに混ぜたものです。

(なのでディストーションで紹介すべきかオーバードライブで紹介すべきか迷いました・・・)

もちろんサウンドはOD₋1XとDS₋1Xとほぼほぼ一緒。(すこし違うというレビューをよく見ますが、筆者はいくら聞いても一緒にしか思えませんでした・・・)

OS₋2はODとDSをそれぞれ独立して使うこともできますし、2つをミックスして音作りすることもできます。

と、まぁここまでだとOD₋1XとDS₋1Xそれぞれ買えばいいじゃんという話になるんですが、

ちゃんとOS₋2をおすすめする立派な理由があります。

それは・・・値段が安いことです!!!

OD₋1XとDS₋1Xはそれぞれ1万円前後するので、どちらも買うと2万円です。

ところがこのOS₋2は定価1万円!半額で手に入れることができます。

初心者や金欠の人にとって安さは命。

お得なエフェクターが欲しい人はBOSS OS-2 OverDrive/Distortion、おすすめです!

初心者向けおすすめディストーション

オーバードライブに続いてディストーションでもどれを選べばいいのか分からなくなってしまった初心者がいるかもしれません。

というわけで早速初心者に最もおすすめのディストーションを紹介したいと思います!

それは・・・「BOSS DS-1X」です!

理由はそれぞれのエフェクターの紹介を読んでいただければわかるとは思いますが、

他のエフェクターはどれもサウンドに癖があるものばかりで、初心者にはおすすめしずらいんですよね~

というわけで王道のディストーションであるDS₋1Xが初心者には一番使いやすいんじゃないかなと思います!

ちなみにオーバードライブを持っていない人はOS₋2ももちろんおすすめ!

なんたって値段は一緒でODもDSも二つともついてくる訳ですから!笑

ファズのおすすめエフェクター

ファズはディストーションを超える、粗く音の潰れた、もはやノイズのような歪みを得ることができます。

まだエフェクターがなく、アンプの音量を最大にして音割れを引き起こすことで歪みを生み出していた時代、

かの伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの要望でアービター社が作成した世界最初の歪みエフェクターが1966年に登場したファズ・フェイスという機体です。

そこから派生していったエフェクター群をファズというのですが、その深い歪みは音の潰れたノイズ一歩手前のような鋭いもの。

その激しい音はハードロックやメタル、オルタナティブロックなどの激しく荒々しい曲調にぴったりマッチします!

使用用途はディストーションよりも更に限られますが、サウンドのインパクトは絶大!

初心者にはおすすめしずらいエフェクターではありますが、中級者~上級者は対応できる幅を広げるためにもぜひ持っておきたいエフェクターです!

それでは早速おすすめのファズエフェクターを紹介していきますよ!

Fuzz Face Mini Silicon

最初に紹介するのは最古の歪みエフェクター、ファズ・フェイスのDNAを受け継ぐ王道機「Fuzz Face Mini Silicon」です!

ファズ・フェイスといえば丸くて大きい外見で有名で、大きすぎてサウンドボードに入らないと嘆かれることも多かったエフェクターです。

そんな悩みを解決したファズ・フェイスミニは、本家から直径で約1/2、面積でいうと約1/4 まで小さくなっており、気軽にエフェクターボードに組み込みやすい大きさになっています。

今でもファズ・フェイスは販売されていますが、大きさの面が響き最近はファズ・フェイスミニが人気になっていますね。

肝心のサウンドですがこれは流石王道のDNA持ち、全ギタリストがファズといわれて思い浮かべるジリジリと深く歪んだサウンドが気持ちよく得られます

高音域と低音域が強いドンシャリサウンドで、音の輪郭が立っているというよりかは音の飽和感が気持ちいいダーティーなエフェクター。

薄くかけて輪郭を保ったままリードギターに使うのももちろんいいと思いますが、

やはり強く歪ませて勢いあるバッキングを演出するのがこのエフェクターを一番活かせると思いますよ!

Nano Big Muff

続いて紹介するのはElectro-Harmonix社から販売されている「Nano Big Muff」です!

Big Muffといえばファズ・フェイスに並んでファズの名器とされるエフェクターですが、エフェクター小型化の波に乗りこちらも小型化。

本家はBIGサイズでしたが、こちらは一般的なエフェクターサイズまで小さくなっています。

サウンドはファズ・フェイスミニよりは緩く歪むディストーション寄りのファズで、サステインの長さが特徴的

ファズ・フェイスミニはダーティーな歪みでしたが、Nano Big Muffはリッチでジューシーな上品な歪みです。

ファズ・フェイスミニと違い音の輪郭がだいぶはっきりしているのでバンドサウンドでも抜け感がいいですね。

ファズを使ってリードギターを弾くならNano Big Muffの上品に尖った抜けの良いサウンドは頼りになるのではないかと思います!

Z.VEX FUZZ FACTORY

続いてはZ.VEXが生み出したファズの金字塔「Z.VEX FUZZ FACTORY」です!

ファズは先ほど説明したように歪みエフェクターの走りですが、オーバードライブやディストーションが生まれ自然な歪みが流行り始めると、

ファズのようなノイジーな歪みは徐々に歴史の表舞台から消えていきました。

そんな消えていくファズを再び流行させ表舞台に引き戻したのがこのFUZZ FACTORYです。

FUZZ FACTORYは元々ファズ・フェイスを再現しようというコンセプトのもと開発されたそうですが、

なにをどう間違ったのか偶発的に全く別のサウンドモデルが出来上がってしまったそう。

それならばという事で独自路線を突っ走ったのが現在のFUZZ FACTORYです。

画像を見ていただけるとわかると思いますが、FUZZ FACTORY最大の特徴はコントロールノブが5つ付いていること。

・ボリューム
・ドライブ
・ゲート
・コンプ
・スタビ

この5つですね。

ボリュームとドライブはどんな歪みエフェクターにもついているので説明するまでもないと思いますが、

ゲート、コンプ、スタビについては説明が必要だと思いますので紹介していきますね。

まずはゲート(gate)です。

これはこちらの記事でも紹介したゲートエフェクターを思い浮かべるとわかりやすいと思います。

このゲートをいじるとどうなるのかを簡潔に言ってしまうとファズ特有の音がぶちぶち切れる音色を強くできます

普通のファズエフェクターでぶちぶち感を強めようとすると電源をわざと不安定にしたりエフェクターの内部構造をいじったりととにかく面倒なのですが、

その面倒な作業をFUZZ FACTORYではノブ一つですっ飛ばすことができます。

ぶちぶち感が好きな人はこのノブの存在はたまらないでしょうね~

次はコンプレッサー(comp)ですね。

これは圧縮機という意味ですが、これも先ほど紹介したこちらの記事で紹介しているコンプレッサーと似ています。

エフェクターとしてのコンプレッサーは音量を上から押さえつけるものでしたが、

こっちは音自体を押さえつけて音を潰す効果を持っています。

ファズは歪みが相当深くまでかかるので、歪みをMAXにすればどうせ音は潰れますが、

歪みは強くせずに音だけ潰したい、なんて場合に活躍するノブです。

最後はスタビライザー(stab)ですね。

これは支えという意味で、効果は発振具合を安定させるというもの。

発振ってなに?となるとは思いますが、その説明をするとエフェクターの内部構造の説明にまで入ってしまうので今回はカットさせてください・・・

簡単に効果だけ説明すると、出てくるノイズ量を減らせます

初心者や細かい調整をしたくない人は常にstabを全開にしておけば大体うまくいきます!笑

ここまでFUZZ FACTORYのノブを紹介しましたが、これらはFUZZ FACTORYの肝ともいうべき機能で、

このノブのセッティングによって王道らしいファズサウンドからファミ〇ン感あるレトロゲームサウンドまでなんでも作れるようになります。

有名なファズエフェクター達の中でダントツで調整が難しいことは火を見るよりも明らかではありますが、

作れるサウンドの広さもまたファズエフェクター内でダントツNO.1です!

サウンドの幅を広げたい人やエフェクターいじりが好きな人は「Z.VEX FUZZ FACTORY」に必ずハマると思いますよ!

BEHRINGER SF300 Super Fuzz

ファズエフェクターで最後に紹介するのはBEHRINGER発のエフェクター「BEHRINGER SF300 Super Fuzz」です!

BEHRINGERといえば低価格エフェクターで有名ですが、SF300 Super Fuzzもその例にもれず手を伸ばしやすい低価格です。

かといってSF300 Super Fuzzが安っぽい作りかといえばそんなことは無く、BOOST、FUZZ1、FUZZ2と三種類のサウンドモードを持つ多機能性など十分実用に耐える作りです。

サウンドはモードごとに特色が違い、BOOSTは音の輪郭が際立って前に出る音になりブースターとしては及第点以上の性能!

クリーンブースターとして使うといくら絞っていても爆音になりますが、

ドライブペダルに接続して補助として使うとクリーミーで抜けの良いサウンドを作ることができますよ!

FUZZ1はミドル強めの一般的なファズサウンドで、体感ファズ・フェイスに似ている気がしないでもありません。

ただやはり安いエフェクターという事もあり音痩せしたり歪みが荒すぎたりと残念な部分が目立ちます。

FUZZ1をファズエフェクターとして常用する気には残念ながらならないですね・・・

しかしこのエフェクターのメインはFUZZ1ではありません。

このエフェクターのメイン、それは最後に紹介するFUZZ2です。

このFUZZ2、簡単に言うと音作りという概念をぶっ壊す超暴れ馬サウンドです。

SF300 Super Fuzzには複数ノブがついていますが、FUZZ2に設定した瞬間に轟音ノイズマシンになりボリュームぐらいしか効かなくなります。

正直歪みすぎていて何弾いているかすらわからないレベルなので、いっそすべてのノブをMAXにして爆音でかき鳴らしてしまいましょう!

おそらくそれがこのエフェクターを一番楽しむ方法のはずです!笑

というわけでSF300 Super Fuzzは安価なブースターが欲しい人か、歪み切った轟音ノイズを出せるエフェクターが欲しい人におすすめです!

初心者向けおすすめファズ

というわけでおすすめファズを紹介し終わったところで初心者向けのファズを紹介していきます。

といってもファズ自体が初心者向けではないので、どちらかというとエフェクター中級者でファズ入門者の人向けに紹介します。

ではさっそくどれがファズ入門に良いのかという事ですが、これは間違いなく「Fuzz Face Mini Silicon」ですね。

ファズの王道で扱いやすいのはFuzz Face Mini SiliconとNano Big Muffですが、Big Muffは少し歪みがディストーションに寄っているので、

最初に手にするファズはサウンドがよりファズっぽい「Fuzz Face Mini Silicon」がいいんじゃないかなと思います!

外見も小さくて丸くてかわいいので愛着がわきやすいと思いますよ!

まとめ

ここまで全15種類の歪みエフェクターを紹介してきましたが、なにか欲しい!と思えるエフェクターはありましたか?

エフェクターは楽器系の中では商品の入れ替えサイクルが早い方ですが、

そのバージョンが一つ変わるたびに音がガラッと変わってしまうこともしばしば。

エフェクターとの出会いは一期一会なので、欲しいと思ったときにすぐ注文してしまうのが吉ですよ!

といったところで今回の記事は終わりです。

本記事は今後も更に充実させていく予定なので、是非また見に来てくださいね!

みなさんが理想の歪みエフェクターに出会えることを祈っています!

それではよいギターライフを!
ご覧いただきありがとうございました!

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