エレアコ初心者向け選び方解説、オススメメーカー、オススメ7選!

ギター

みなさんこんにちは!

今回はエレクトリックアコースティックギター(エレアコ)の選び方初心者解説、オススメメーカーの紹介、

そして初心者向けのオススメエレアコ7選を紹介したいと思います!

最近の弾き語り動画投稿の盛り上がりもあり、エレアコの人気と需要は右肩上がりです。

ですが、エレアコは入門モデルに限ってみても値段と性能に大きな幅があり、

中々良いエレアコに出会うのが難しいという初心者に優しくない側面があります。

なので今回は、エレアコの選び方からオススメまでこの記事一本だけで完結するように説明していきたいと思います!

それでは早速見ていきましょう!

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そもそもエレアコってなに?

本題に入る前にまずはエレアコについておさらいしておきましょう!

エレクトリックアコースティックギターエレアコ)は、アコースティックギターのボディに、

エレキギターのようなピックアップが取り付けられているギターのことを言います。

ピックアップが搭載されていることでアンプやエフェクターと接続出来るため、

アコースティックギターらしい優しい響きと、エレキギターのような多彩な音色と大きな音量を両立することが出来ます。

またオーディオインターフェイスとも接続でき、録音が容易なため、

アコースティックギターの代わりに弾き語りの録音に使用されることも多いですね。

ちなみに、

「アコギとエレアコのどっちがオススメ?」

という質問を初心者の方からよく相談されますが、

エレアコはピックアップの値段分だけ同性能のアコースティックギターよりも値段が高くなってしまう一方、

絶対に録音もしないし、大音量が必要なライブも行わない!という場合以外は、

アコギよりもエレアコの方が使いやすく汎用性も高いので、

初心者の方はとりあえずエレアコを選んでおけば間違いないと思います!

更にもう一つ付け加えておくと、エレキギター用のアンプでエレアコを弾くのはあまりオススメしません!

というのも、エレキギターとエレアコでは強調したい音域も違いますし、

生音を増幅させる目的と歪みを生み出す目的では搭載している回路の性格も変わってきます。

なので、エレキ用のアンプでエレアコを弾いてもエレアコの力を十分に引き出すことが出来ません。

予算的に厳しい!なんて時には間に合わせでエレキ用アンプを使用するのもしょうがないですが、

なるべくエレアコ用のアンプを用意するようにしましょう!

エレアコの選び方を解説!

ここからはエレアコの選び方について紹介していきたいと思います!

エレアコを選ぶときに最も気にしなくてはいけない重要な要素は、

  • ピックアップの方式
  • ピックアップの機能

というエレキギター的な要素と、

  • ギターの音色
  • 弾きやすさ
  • ボディの形状

といったアコースティックギター的な要素、更に、

  • 外見
  • 値段

といった要素もあわせた、

  • ピックアップの方式
  • ピックアップの機能
  • ギターの音色
  • 弾きやすさ
  • ボディの形状
  • 外見
  • 値段

この7つの要素を判断基準にするといいでしょう。

ではそれぞれ見ていきましょう!

ピックアップの方式

奏でた音を電気信号に変換してくれるピックアップは音の拾い方によっていくつかの種類に分けられます。

それぞれサウンドに特色があるので自分の理想に近いものを選びましょう!

ピエゾタイプ

エレアコピックアップのもっとも代表的なタイプである「ピエゾタイプ」は、

ボディの振動を直接拾う方式で、クリアでエッジが効いた硬めの音質が特徴と言われています。

サウンドに癖がなく、加工もしやすい音感なので、録音からライブまでどんな用途でも対応できる汎用性の高さが魅力的です。

ピエゾピックアップの中にも種類があり、

  • ブリッジサドル下に設置する「アンダーサドルタイプ」
  • ボディにセンサーマイクを貼り付ける「コンタクトタイプ」

が一般的です。

アンダーサドルタイプは多くのエレアコで搭載されているタイプですが、

「ピエゾ臭い音」と形容されるような、エレキギターのクリーンっぽい音になってしまいがちという問題点もあります。

コンタクトタイプは自由に取り外しができ、取り回しが楽な一方で、

張り付けた場所によって音が変わってしまうので、初心者には少し扱いずらいという問題点があります。

コンデンサーマイクタイプ

コンデンサーマイクタイプ」はボディ内部に小さなコンデンサマイクを仕込み、それで音を拾うという方式のピックアップです。

とにかくアコギの生鳴りに近い、煌びやかで柔らかい、エアー感あるサウンドを出せるのはこのコンデンサーマイクタイプだけです。

音質の面だけなら圧倒的にオススメなのですが、ボディ内部にマイクを仕込むという構造上ハウリングに非常に弱くセッティングに大変な手間がかかるという問題があります。

もちろんバンド演奏や大音量の演奏への適正は著しく低いので、

弾き語りなどのアコースティックセッティング専用ピックアップと言ってもいいかもしれません。

マグネットタイプ

マグネットタイプ」はエレキギターと同じ方式で音を拾うピックアップです。

サウンドはアコースティックギターというよりはアコギとエレキを混ぜた新しいナニカといった感じですが、

その独特のサウンドも味があって愛用者が多いピックアップです。

ハウリングに強く、サウンドがエレキ寄りなのでバンド編成に組み込みやすいのが利点です。

注意点としてマグネットタイプはスチール弦(=一般的なアコースティックギターの弦)の振動を拾う構造のため、

ナイロン弦(=一般的なクラシックギターの弦)は集音することができません。

あまりエレアコにナイロン弦を張ることは無いと思うので、気にしなくてもいいと思いますが、

もしその予定があるなら避けた方がいいでしょう。

デュアル(ハイブリット)タイプ

一部のエレアコの中には「デュアル(ハイブリット)タイプ」と言えるような、

複数のタイプのピックアップを搭載しているものもあります。

値段は高くなってしまいますが、それぞれのピックアップの欠点を補いあうことが出来るので、

予算に余裕がある場合は検討してみてもいいかもしれません。

ピックアップの機能

ピックアップの性能も重要な評価基準の一つです。

ピックアップは物によって、

  • ボリューム
  • トーンコントロール
  • グラフィックイコライザー
  • 音質補正機能
  • チューナー etc...

と様々な機能を搭載している場合があります。

特にチューナーなどはとても便利なので、こうした機能を基準に選ぶのもいいと思いますよ!

ギターの音色

エレアコはあくまでアコギにピックアップを装着したものなので、

元々のアコギのサウンドによって音色の性格は決まります。

なので、甘いサウンドやシャープなサウンドなど好きなサウンドがある場合は元々の音色も気にして選ぶようにしましょう!

また、エレアコの中にはもともとアンプで音作りをすることを前提としているものもあるので、

生鳴りを重視する場合はそのようなタイプのエレアコも避けた方が吉です。

弾きやすさ

弾きやすさもギターを選ぶうえで重要な要素です。

ネックの細さ、指盤の幅などなど弾きやすさにかかわる部分は沢山ありますが、

ここを確認しておかないと後々までの上達スピードにも響いてくるので気をつけましょうね!

具体的には手の小さい人はショートスケールのネックのギターを、

体自体が小さい女性や子供はなるべくボディの厚みが薄いものを選ぶと良いですよ!

もちろん今回の記事で紹介する初心者向けエレアコは弾きやすさもしっかり考えて選んでいるので安心してくださいね!

ボディの形状

エレアコは生鳴りをある程度無視できる分、アコギよりもボディの形状のバリエーションが豊富です。

このあと紹介するエレアコの主要ブランドであるOvation(オベーション)は、

その独特なボディシェイプをアピールポイントにエレアコのシェアを広げてきたほどには外見と弾き心地に大きなインパクトを与える要素なので、

ボディの形状も重要な要素の一つと言えるでしょう。

外見

ギターにおいて外見は重要な要素です。

自分の好みにピッタリはまるギターはそれだけで練習のモチベーションになりますし、

ギターが趣味として続かなくてもインテリアとして最高の仕事をしてくれます!(もちろんギターが趣味として続くのが一番良いですが・・・)

エレアコはアコギよりも生鳴りに囚われないため、外見のバリエーションがすごく豊富です。

好みにピッタリはまるエレアコもあるはずですよ!

値段

ある意味もっとも重要な要素ともいえるのがエレアコの値段です!

どれだけ性能がよくても、どれだけ外見がカッコよくても、どれだけ弾きやすくても、

予算を超えてしまっているなら意味がありません!

性能や弾きやすさ、外見と値段の妥協が出来る点を探すのもギター探しの醍醐味。

お財布と相談しつつ探していきましょう!

エレアコのオススメメーカーを紹介!

ここからはエレアコのオススメメーカーをいくつか紹介していきたいと思います!

今回の記事で紹介するメーカーは、

  • YAMAHA
  • Ovation(オベーション)
  • タカミネ
  • Fender(フェンダー)

この4メーカーです!

それでは早速見ていきましょう!

YAMAHA

YAMAHA」は皆さんご存じの通り日本を代表する楽器メーカーです。

エレアコではアコースティックギターらしい生鳴り感が特徴のAPXシリーズや、

深みのある豊かなサウンドが特徴のCPXシリーズなどのプロにも愛用者の多い名作を多く生み出しています。

YAMAHAのエレアコはアンプに繋げた時の音と生鳴りの音のどちらもにこだわって設計されているのが特徴で、

バランスのいいサウンド感とどんな奏法にも耐えられる耐久力が高い評価を受けています。

その一方であまりにも音がまとまりすぎていてギターごとの特徴が薄いともいわれています。

ですがそれも音のバラつきがなく、ジャンルを問わずに活躍できるという事の裏返し。

総じて、初めてエレアコを購入する方にもおすすめできる初心者にとって安心のメーカーだと思います!

Ovation(オベーション)

Ovation」は元々ヘリコプターメーカーの子会社として生まれたメーカーで、

航空業界で培った技術をギター作りに生かしてエレアコ業界を牽引してきました。

Ovationの特徴は何と言ってもそのボディシェイプ。

強化プラスチックを使ったお椀型のボディバックは弾き心地に優れると共に、

緻密な設計によりサウンドホールにボディの反響が集まるようになっています。

これによって優れたサウンドを実現しているんです。

他にも枯葉をモチーフにデザインされた「リーフホール」はOvationギターのデザイン性の向上に一役買っていると共に、

音響的にも緻密な設計に基づいた形状をしておりサウンド面の向上にも貢献しています。

Ovationは入門用のギターでもある程度のお値段がしてしまいますが、

その性能とデザイン性は折り紙付き。

予算が許すならばぜひ検討してみてほしいメーカーです!

タカミネ

タカミネ」はエッジの効いたクリアなサウンドが特徴のギターメーカーです。

ハウリングを起こしにくいタカミネ独自機構のピックアップが搭載されたモデルを多く展開しているため、

バンド編成や大音量でもハウリングを気にせず弾ける点が魅力です。

アコースティックギターらしい鳴りを追求しており、サウンド面はYAMAHAと同じく安定していて使いやすいものが多いです。

ジャンルを問わず簡単なサウンドセッティングだけで曲に馴染ませることが出来るので、

音作りに詳しくない初心者の方でもオススメです!

Fender(フェンダー)

Fenderはテレキャスターやストラトキャスターを発明した老舗エレキギターブランドとして有名ですが、

実はアコースティックギターやエレアコでも多くのモデルを展開しています。

そのサウンドはFenderらしさを残した、低音を押さえて中高音域をはっきりさせた明瞭でシャキッとしたトーンです。

輪郭のくっきりとしたサウンドはバンド編成の中でも音が埋もれないので、

バンドサウンドでの使用の予定がある人に是非選んでほしいオススメメーカーです!

エレアコ初心者オススメ7選を紹介!

ではここからは筆者オススメの初心者向けエレアコを紹介していきたいと思います!

紹介するのは上記4メーカーごとのオススメエレアコ+変わり種エレアコ3つです!

それではみていきましょう!

YAMAHA APX700II

最初に紹介するのはYAMAHAの「APX700II」です!

ハウリングしやすいという欠点を持っていたコンデンサーマイクタイプのピックアップと、

サウンドに独特のピエゾ臭さが乗ってしまうという欠点のあるピエゾタイプのピックアップ、

この両者の弱点を解消するために開発された「A.R.Tピックアップシステム」を搭載したのがこの「APX700II」です。

この新機構によってアンプを通してもナチュラルなアコースティックサウンドを得ることが出来るので、

エレアコっぽさを極力無くしたサウンドが欲しい人にピッタリはまるギターだと思います。

弾き心地もボディが少し薄めなので、エレキギターと同じような感覚で軽く持つことが出来て良いですね。

エレアコ入門の一本として申し分ない性能だと思います!

Ovation Celebrity Elite CE44-1

続いて紹介するのはOvationの「Celebrity Elite CE44-1」です!

Ovationギターの特色であるリーフホール、ボディ構造をしっかりと搭載しており、

サウンドもOvationらしい中域が柔らかに主張しつつインパクトのある仕上がり。

Ovationを手にしたいならこれを選べば間違いないと言い切れる性能になっていると思います。

お値段的には気軽に手が出る、というラインを余裕で超えてしまっていますが、

このデザイン性とサウンドは唯一無二。

少しでもOvationギターに興味があるなら是非選んでほしい一本です!

タカミネ TSP138C

続いて紹介するのはタカミネの「TSP138C」です!

特色は新開発の専用プリアンプ『CT-3N (TSP)』を搭載していること。

これによりハウリングを大幅に軽減することが出来ます。

サウンドはタカミネらしい張りがあってまとまっている汎用性の高い仕上がりで、

小型ボディと弦長もショートスケールを採用しているので弾きやすさも抜群。

値段は張りますが細かい装飾から仕上げまで丁寧で、安心してどんなシーンでも任せられる品質です。

高品質な一本を探している方、オススメです!

Fender FA-235E Concert

続いて紹介するのはFenderの「FA-235E」です!

Fenderエレアコの入門編という位置づけの「FA-235E」はリーズナブルな価格設定でありながら、

Fenderらしいシャキッとしたサウンドを実現。

コンサートボディシェイプと呼ばれるボディの形状は、高い明瞭度と豊かな鳴りが特徴で、

プレイスタイルや会場の大きさに関わらず、最適なアコースティック・パフォーマンスを実現しています。

ギタリストなら皆憧れるFenderギターをリーズナブルな価格で楽しめる「FA-235E」、オススメです!

YAMAHA APX700II-12

続いて紹介するのは「APX700II」の12弦バージョンである、YAMAHA「APX700II-12」です!

12弦ってどうやって弾くの?と疑問が湧いてきますが、

6弦×2、5弦×2・・・といった感じで6弦ギターの弦一本に対して二本の弦が張られている感じなので、

コード弾きのような複数弦を弾く奏法ならさほど違和感を感じずに弾けると思いますよ!

12弦ギター特有の音の広がりはそれだけで12弦ギターを買っても惜しくないほどに魅力的なサウンドなので、

興味がある方は是非検討してみてはいかがでしょうか?

Fender American Acoustasonic Telecaster

続いて紹介するのはFenderの「American Acoustasonic Telecaster」です!

このギターは業界を激震させた革命機です。

というのも実はこのギター、エレクトリックギターの音もアコースティックギターの音も出せるギターなんです。

スイッチひとつでエレキギターとアコースティックギターのサウンドを切り替えて使い分けられるギターとして設計されているので、

これ一本でエレキギターの役割もアコースティックギターの役割も即時に切り替えてこなせるんです!

更にアコギとエレキのサウンドを混ぜたミックスサウンドを出すこともできるので、

今までになかったサウンドを生み出すことも可能なんです!

正直これをエレアコと言っていいのか怪しくはありますが、

革命的なギターであることは間違いないので是非触ってみてほしいですね!

ちなみに中々簡単には手が出ない値段なので予算にとっても余裕がある人以外はあんまりオススメ出来ません・・・

YAMAHA APXT2

最後に紹介するのはYAMAHAの「APXT2」です!

こちらはAPXシリーズを出先でも気軽に弾けるようにと一回り小さくしたモデルです。

ボディも弦長も小ぶりになっているので、弾いていると子供用ギターみたいな印象を受けます。

ですがそんな印象とは裏腹にサウンドはしっかりと低音から高音まで響くようになっていて、

APXシリーズと遜色ない仕上がりになっています。

小型な分値段もお安くなっているので、ギターを始めてみたいけど予算が・・・

という方にも入門用にオススメですよ!

もちろん外出先でギターが弾きたい方にもピッタリなギターです!

まとめ

ここまでエレアコについてたくさん解説・紹介してきましたがいかがでしたか?

ギター選びはこれからの相棒を決める一大事。

予算と相談しつつ、自分がしっかりと納得できるものを選びましょうね!

ちなみに筆者的には性能や音よりも外見のカッコよさを重視するのがおすすめです!

やっぱりカッコいいギターじゃないと練習が続きませんからね!

興味があればこちらの記事もどうぞ!

それではよいギターライフを!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

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