みなさんこんにちは!
「これからギターを始めたい!」
「二本目のギターが欲しい!」
そんな初心者のみなさんが困るのが、初心者向けギターの選択肢が多すぎることではないでしょうか?
ギター業界の最近の傾向として初心者向けのセールスに力を入れるメーカーが増えており、
ここ十年ほどで初心者向けの安価なギターは何倍にも種類を増やし、初心者ではリサーチしきれないほどです。
昔は初心者向けギターといえばとにかく粗悪というイメージでしたが、
最近は初心者向けとは思えないほどの高品質、コスパ良のギターも多く販売されています。
とはいえちょっと微妙なギターが多いのも事実で、よく知らない初心者だと粗悪なものをつかまされてしまうかもしれません。
そんな事態を避けるためにも、今回は筆者が実際に使用して厳選したおすすめの初心者向けギターを紹介していきたいと思います!
今回は1~3万円、3~5万円、5~10万円の三つの価格帯別に紹介していくので、
予算が少ない人も、しっかりお金をかけて始めたい人もきっとピンとくるギターが見つかるはず!
どの価格帯のギターを選べばいいかわからない人向けに、値段の目安もしっかり紹介するので安心してくださいね!
ちなみにまだギターの種類をよく知らないという人は先にこの記事を読んでみてください!
ギター選びには不可欠な知識ですよ!
それではおすすめギターを早速見ていきましょう!
(値段の目安や通販で買うメリット、おすすめ通販サイトには興味ないよーという人は目次からおすすめギター紹介まで飛んじゃってください!)
値段帯はあくまで記事作成時の値段で分類しており、変動している可能性があります。
ご了承ください。
興味がある方はこちらの記事もどうぞ!
最初の一本の値段はどのくらいがいいの?

まずは最初のギターはどの価格帯のものを選べばいいのか、という疑問を解決していきたいと思います!
はじめにはっきり言ってしまうと、初心者に1本目として筆者がおすすめする価格は5万円前後です。
5万円は有名ブランドのエントリーモデルが出始める価格帯で、格安ギター帯と一般的なギター帯を分ける一つのラインになります。
エントリーモデルと聞くともしかして安かろう悪かろうなのでは無いか?と思うかもしれません。
ですがエントリーモデルはギターブランドが自社ギターの長期的なユーザーとして初心者を捕まえるために、長年培ったノウハウを詰め込んで作り出しているものなので高品質です。
その為有名ブランドのエントリーモデルが出る価格帯からは当然、同じ市場で戦う他社のギターも高品質でなくては売れ行きが伸びなくなり、粗悪なギターは出回らなくなります。
実際に1万円から5万円までの価格帯のギターを10本ずつ弾いてみればわかりますが、
それぞれの価格帯で1~5本はある作りの甘いギターが5万円からは1本もなくなり、弾きやすさも一気に上がります。
初心者のうちは今弾いているギターが粗悪品なせいで苦労しても、ギターってこういうものなのかな?と納得してしまいがち。
粗悪品をつかまされる危険性をなくすためにも、基本的には5万円前後の物を買う方がいいと思います。
ただもちろんそれ以下の値段でも作りのしっかりしている弾きやすい機種はあります。
これから紹介していく5万円以下のおすすめギターは、特に作りがいい!と筆者が感じたものだけを厳選しているので安心してくださいね!
ちなみに5万円台を超えるものってどうなの?と思う人もいると思いますが、
ギターというのは基本的に高ければ高いほど弾きやすく音がいいです。
弾きやすかったり音がいいギターは何と言っても弾いていて楽しく、モチベーションを上げてくれます。
ギターの上達はとにかくモチベーションを保って継続して練習することが大切なので、上達面を考えれば高ければ高いほどいいとも言えます。
ただ、初心者のうちにあんまり高いギターを買ってしまうと挫折した時のダメージが本気でキツいので、
やはり1本目であれば5万円前後がいいという結論になります。
ただ、2本目を探している場合は話は別です。
初心者が2本目を探している場合は、むしろ5万円~10万円の間で選ぶべきだと思います。
理由は上で話した通り、高いものであればある程上達が早くなるからです。
2本目を買う人がギターをやめてしまう事は無いと思うので、無駄になることは無いですからね。
ちなみに10万円以上のギターを2本目に選びたい人もいると思いますが、初心者のうちはピッキングミスで傷をつけてしまったりするので、
傷跡やこすれを気にする人は10万円越えの物は避けた方がいいと思いますよ!
通販でギターを買うのは不安?

通販でギターを買うのに抵抗がある人は是非この記事を読んでみてください!
この記事を読んでいただければ通販でギターを買うメリットがきっと分かってもらえるはずです。
ただ、読むのめんどくせーって人もいると思うので簡単にまとめると、
- 値段が安い
- 品ぞろえがいい
- コミュ力がなくても大丈夫
- 通販ならどんな田舎でも買える
これらのメリットから通販をおすすめしています。
実店舗ではなかなか種類が少なくてピンとこない・・・
なんて時にも通販サイトなら豊富な品揃えですからきっと満足いく子が見つかるはずですよ!
1万円~3万円のおすすめ初心者向けギター
この価格帯は外れも多い、いわゆる「格安ギター」帯です。
ただ、しっかり見極めるとまれにコスパ最強の高品質品もあったりします。
初心者にギターの見極めはなかなか難しいと思いますので、今回は筆者が特におすすめするギターを3本ピックアップしてみました!(というかこの価格帯ではこの3本くらいしかおすすめできるものがないかも・・・)
それでは早速見ていきましょう!
Squier Affinity Series Stratocaster

最初に紹介するのはSquierの「Affinity Series Stratocaster」です!
SquierはFenderという超有名ギターブランドの廉価ブランドです。
Affinity SeriesというのはSquierのエントリーギターシリーズで、ストラトキャスターとテレキャスターの二つの種類があります。
天下のFenderの廉価ブランドだけあり、Squierのエントリーモデルである本機も弾きやすさには並々ならぬこだわりを感じます。
Cシェイプネックや9.5インチR指盤、ミディアムジャンボフレットのような本家Fenderを踏襲するデザインは、
将来Fenderギターにステップアップする際にもストレスなくシームレスに移行できるようになっています。
サウンドはしっかりストラトらしい切れ味の鋭さを出せていて、初心者が持つには十分なほどに高品質。
クリーンでも歪ませても使いやすい汎用性の高いサウンドは初心者に嬉しいはずです。
今回は初心者が使いやすいストラトをおすすめしていますが、テレキャスもストラトと同じくコスパ良のエントリーモデルでは最高レベルの作りです。
この価格帯でこの性能は驚異的だと思いますね!
「Squier Affinity Series Stratocaster」、おすすめです!
Epiphone Les Paul Special

続いてはEpiphoneの「Les Paul Special」です。
SquierはFenderの廉価ブランドと紹介しましたが、EpiphoneもGibsonという老舗高級ギターブランドの廉価ブランドです。
レスポールといえばGibsonの代名詞的ギターであり、Gibson系列のギターでなければ名乗ることは出来ません。
Gibsonは高級ギターブランドで初心者が手を出せる価格帯のエントリーモデルはほとんどありませんが、
このEpiphoneは2万円ほどという超格安帯でありながらレスポールを正規で名乗れるギターを販売しています。
レスポールといえば海外ではレッドツェッペリンのジミーペイジ氏が、国内ではB'zの松本孝弘氏が使用するなど人気が高い機種なのであこがれている初心者の方も多いのではないでしょうか?
そのレスポールがこの値段なのは老舗の企業努力のなせる技だとおもいますね。
サウンド面も上々で、本家レスポールらしい甘い響きをしっかり再現できています。
基本的にこの「Les Paul Special」は音良し、弾きやすさ良しの入門にはもってこいのギターですが、一応問題点もあります。
それは、本家レスポールと比べると圧倒的に軽いこと。
初心者が練習する分には軽い方が扱いやすいですが、将来本家レスポールに乗り換えようとすると戸惑うかもしれませんね。
ただその欠点を考えても余りあるほどにコスパ最強なので、Squierよりも安くギターを手に入れたい!という人はこっちを選ぶといいと思いますよ!
YAMAHA PACIFICA112V

最後は日本の老舗音楽メーカーYAMAHAが打ち出すストラトキャスタータイプのギターシリーズ、
PACIFICAのエントリーモデル、「PACIFICA112V」です!
5万円のギターがおすすめといった手前言いずらいですが、
正直な話、初心者がギターを買うなら何も考えずにこれを選べばいいと言いきれるほどにPACIFICA112Vは完璧です!
初心者の方はもしかしたらYAMAHAがギターも取り扱っていることを初めて知ったかもしれませんが、
ギター経験者にはYAMAHAのPACIFICAはコスパが良すぎる値段設定が壊れたギター(誉め言葉)として知られています。
一つ上で紹介した「Epiphone Les Paul Special」もコスパ最強と紹介しましたが、
あれはあくまで1万円台という値段を考慮したら、ということです。
普通この価格帯というのはあくまで3~5万円のギターの中で音が良い悪いや、弾きやすい弾きづらいを比べるもので、10万円前後のギターなんかとはそもそも土俵が違います。
しかしPACIFICA112Vは10万円前後とはいかずとも、2倍以上の値段のギターとも肩を並べることができるポテンシャルを持っています。
流石は老舗YAMAHAのなせる業といったところでしょうか・・・
とにかく、弾きやすさや音が格安ギターの域を超えて最高!という事だけでも初心者向けにおすすめできるのですが、実はもう一つ初心者におすすめしたい理由があります。
それは、チューニングが全然狂わないこと。
あまりギターに詳しくない人には、なんだそんなこと?と思われてしまいそうですが、
実はこれを実現しているギターはほとんどないんです。
特にこの価格帯だと30分弾くとチューニングのずれが気になってくるくらいの精度の物がほとんど、というかPACIFICA以外は全部です。
(あくまで筆者が弾いてきたものしか実際には分かりませんが、PACIFICAのほかにこの価格帯でチューニングがいいギターは聞いたことがないです)
しかしPACIFICAは2時間のライブなんかで通して弾き切ってもほとんどチューニングが狂いません。
チューニングが狂わないのは手間を省けるだけでなく、初心者のうちに身につける音感がチューニングの狂いによって悪影響を受けることも防げるので重要な要素です。
サウンドもストラトど真ん中といった感じの引き締まって硬質な音色で、ピックアップ(音を拾うパーツ)が3つ付いている構成。
内訳はシングルピックアップというキレのいい音が出るピックアップが2機、
ハムバッカーというパワーのあるピックアップが1機というどんな楽曲でも活躍できるHSSレイアウトという形ですし、
ハムバッカーをシングルピックアップに変化させることができるコイルタップという機能も付いているので対応力抜群です!
音がいい、弾きやすい、チューニングが狂いづらいの三拍子そろった「PACIFICA112V」、いかがでしょうか!
ちなみにPACIFICAシリーズは112だけでなく、
112と性能は同じで使用する木材を変更した212、すこしグレードの上がった311、
プロも使用するハイエンドモデル612など複数種類があります。
PACIFICA112Vに満足できなくなったら311へ、みたいにステップアップするのも同じシリーズだけあって基本的な使用感が同じなのでシームレスです。
自分のステップアップに合わせて同じシリーズ内でギターもステップアップしていけるのがPACIFICAシリーズの魅力だと思います!
ちなみに筆者は今サブギターとして212を持っていますが、あまりに良すぎて612も購入してしまおうかなと画策しています笑
612に関しては5~10万円で紹介しているので気になる方はそこまで読み進めてみてくださいね!
3万円~5万円のおすすめ初心者向けギター
3万円~5万円は安すぎず、高すぎずで初心者に最もおすすめできる価格帯です。
この価格帯は初心者から少し成長した初級者の2本目サブギターとしての需要も生まれる価格帯で、
弾きやすさだけでなく音の良さもしっかり追求したモデルがみられるようになってきます。
この価格帯の物であればまともに弾けない粗悪品をつかまされた!なんてことはまずなくなりますが、やはりモデルやメーカーによって出来には結構差があります。
なので、知識がまだ蓄えられてない初心者でも安心して選べるおすすめギターを紹介していきます!
それでは早速見ていきましょう!
Epiphone SG G-400 Pro

最初は先程も紹介したGibsonの廉価ブランドEpiphoneの「SG G-400 Pro」です!
名前と外見でわかる通りGibsonの名器SGシリーズを踏襲したのが本機です。
SGはボディから二本の角が飛び出した特徴的な外見で人気なモデルですが、いかんせん本家のSGは結構なお値段がします・・・
その点Epiphone製の本機は正真正銘本物のSGでありながら5万円以下という魅力的なお値段設定です。
その値段設定だと音はどうなのかと不安になるかもしれませんが、安心してください!
ハムバッカー搭載でしっかりとSGらしいキレもありますし、歪ませてもニュアンスを活かしながら音圧を出せるのでどんな分野でも活躍できますよ!
更に嬉しい機能として、ハムバッカーとシングルコイルを切り替えられるコイルタップ機能も搭載しています!
特にハードロックやメタルをプレイしたい人はSGのキレのあるサウンドとイカツめの外見は喉から手が出るほど魅力的なはず!
特徴的な外見なので好みは分かれるかもしれませんが、外見に惹かれた人は買って損はしないはずですよ!
YAMAHA RS320

続いてはYAMAHAの「RS320」です!
YAMAHAはPACIFICAがこの価格帯ではダントツで知名度が高いですが、実は他にもこの価格帯で商品を展開しています。
それがこのREVSTARシリーズのエントリーモデル「RS320」です。
最初に目につく違いはやっぱりボディの形ですよね。
PACIFICAはまさにストラトキャスター!って感じでしたが、REVSTARはちょっとSGっぽいかな?
もちろん外見だけではなく他にもスペック的にいろいろ違いがあります。
例えばPACIFICA112VはHSSレイアウトでしたが、RS320はハムバッカー2機というレスポールやSGのような構成ですね。
その分PACIFICAよりも音圧があるので、ハードロックやメタルに向いています。
サウンドの雰囲気はPACIFICAのような硬質な感じではなく、明るく朗らかな印象。
歪みを強くかけてもノイズが出にくい点も好印象です。
他の大きな特徴としてはネックが細めなことが挙げられます。
ネックが太いと女性や手が小さい人には弾きずらいと思うので、該当する人はもしかしたらPACIFICAよりもこっちのほうが弾きやすく感じるかもしれません。
ここまでで大体の特徴は説明しましたが流石YAMAHA製、やはりこの価格帯ではトップレベルのスペックだと思います。
ハムバッカー搭載機が欲しい人、手の大きさ関係なく弾きやすいギターが欲しい人には無条件でおすすめできる一本です!
Ibanez RG350DXZ WH

続いては星野楽器の誇るブランドIbanezの「RG350DXZ WH」です!
Ibanezといえば格安ギターやエフェクターで有名なブランドですね。
そしていまから紹介するRG350、もう見たらわかると思いますがメタルを演奏するためだけに生まれたモデルです。
真珠を模した人工素材のパーロイドを使ったピックガード、指盤にインレイ加工、ギター本体は純白、というようにとにかく目を惹く外見で、
サウンドはとにかく歪みが乗りやすいようにオールマイティにセッティングされています。
他にもネックは弾きやすいように極限まで薄くなっていますし、
メタル特有の速弾きがしやすいように弦高を低くし、少し弦に触れたら音が出るようになっています。
外見もスペックもまさにロック向けの本機、メタルやハードロックをするには最高の機種だと思います!
ただ逆にJPOPなんかを弾くにはあんまり適していないので、よく自分がやりたい分野を考えてから検討してみてください!
5万円~10万円のおすすめ初心者向けギター
このくらいの価格帯になると1本目のギターに選ぶというよりも、
少し成長した初級者~中級者が2本目に選ぶくらいのグレードのギターが増えてきます。
サウンド、弾きやすさ共に高水準で、外見的にもグッとくるギターが増えてくるので、
最初からお金をかけたい初心者が1本目に買うのにおすすめできるギターも多いです。
またこの価格帯までくるとSquierのような廉価ブランドではなく本家Fenderなども商品展開しているので、ブランドギターに憧れがある人も満足できるものがあるはず!
それでは早速見ていきましょう!
Fender / Made in Japan Traditional 50s Telecaster

最初に紹介するのは本家Fenderの国内生産テレキャスター、「Traditional 50s Telecaster」です!
最初に廉価ブランドであるSquierのストラトを紹介しましたが、こちらは本家Fenderのテレキャスターです。
フェンダーは1949年ごろから数えて実に70年程テレキャスターを販売し続けているわけですが、
今回のモデルは長い歴史の中でも最初期のモデルである1952年製のものを忠実に再現するTraditionalシリーズの1本です。
その外見は誰もがテレキャスターとして想像する姿そのままの、可愛らしい角の取れた曲線フォルムで期待を裏切りません。
ボディ材はバスウッド、ネック材はメイプルなのもTHEテレキャスターといった感じで素晴らしいです。
ピックアップは「Vintage-Style Single-Coil Tele」というTraditionalシリーズのために開発されたもので、
ビンテージテレキャスターらしい音の立ち上がりの速さ、エッジの効いた鋭いサウンド、繊細なピッキングニュアンス再現を実現しています。
また、Made in Japanのおかげか日本人にも弾きやすいネックのシェイプになっており、日本人の小さい手にも馴染みやすいことも魅力です!
2本目に持つべきギターとして十分に選択肢に入る魅力的なギターだと思いますよ!
ちなみにテレキャスターはギターボーカルにおすすめのギターなので、
バンドでギターボーカルをしている人は本機を選ぶといいかもしれませんね!(ギターボーカルにテレキャスターがおすすめな理由はこちらの記事をどうぞ!)
YAMAHA PACIFICA612VⅡFM

続いてはYAMAHAのPACIFICAシリーズの最上位モデル「PACIFICA612VⅡFM」です!
見てくださいこの高級感漂う上品な木目と白で縁取りした存在感あるピックガード!いや~カッコいいですね!
良くギターに飽きてその後インテリアにしちゃう人がいますが、このギターならおしゃれな部屋でもインテリアとしての役割をバッチリ果たせそうです。
やっぱり日本企業は日本人が惹かれるデザインに精通しているという事でしょうか。
と、外見のことばかり話してしまいましたが、性能も説明しなければいけませんね。
まずピックアップの構成ですが、HSSレイアウト、コイルタップ付きなのは112と同じです。
しかし載っているピックアップは全然別物で、612は3つのピックアップすべてがSeymour Duncanという高級ブランド製に変更されています。
このSeymour Duncan製のピックアップは名だたる高級ギターにも搭載されてきた実績があり、612に載っているピックアップも10~20万円台のギターに載っているようなピックアップです。
そのサウンドは112の硬質なストラトサウンドをそのまま突き詰めたような深みある王道のストラトサウンドです。
演奏性についても112をより丁寧に仕上げたボディ構造で、何時間弾いても疲れない、演奏で邪魔になるものが何もないという完璧な快適性を実現しています。
他にも特筆すべき点として、612にはロッキングチューナーが搭載されています。
ロッキングチューナーというのはその名の通り弦をペグ内でロックする構造のことで、
この構造によってチューニングが狂いづらくなったり、弦交換が簡単になったりします。
112の時点ですでにチューニングは狂いづらかったですが、これにより狂うことはさらに減るでしょう。
612はサウンド、演奏性、チューニングの狂いづらさの3点を112から正統進化させたギターです。
あくまで初心者の一本目に112を一番おすすめするのは変わりませんが、
もし一本目のギターにお金を多めにかけられたり、2本目を予算多めで探しているのであれば是非手に取って欲しい、まさに名器と呼ぶにふさわしい名作ギターです!
「YAMAHA PACIFICA612VⅡFM」おすすめです!!!
PRS SE Custom24

続いてはFender、Gibsonに続く業界第三位として名をはせるPRS(ポール・リード・スミス)のエントリーモデル「SE Custom24」です!
PRSのギターというと不動の主力商品である「PRS Custom24」が有名ですが、
こちらのSE Custom24はCustom24のStudent Edition、つまり学生向けのモデルです。
PRSは他のギターブランドよりも厳しい基準を設けることで機体ごとの差をなくすことを追求していて、
その代償として主力のCustom24は40万円越えの高額な値段設定になるなど、他のブランドより少し割高になってしまっています。
しかしこんなに高額では学生が購入できないということで、より安価にできないかと考案されたのがこのSEです。
その結果としてSEは本家Custom24の約1/4まで値段を抑えることに成功しています。
といっても例えば質の悪い木材を使ったり、ピックアップのグレードを極端に落としてコストダウンした、ということではなく、
Custom24よりもギターの造形を簡素にしたり人件費の安いアジアで生産することでコストダウンし、
流石PRSと思わせてくれる圧倒的なハイクオリティと手の届きやすい価格を同時に実現しています。
SEの魅力的な特徴はいくつもありますが、まず外見から紹介していくと、
ヘッドの独特なデザインと、曲線の美しさが光るボディの造形が素晴らしいです。
Custom24はその造形の美しさからメトロポリタン美術館に収蔵されるほどにその造形美が評価されていますが、
SEにもその美しさはしっかりと継承されていることが分かります。
さらに指盤に入ったバードインレイ(鳥の模様)もかっこいいですね!
思わず手に取りたくなる魅力的な外見をしています。
次にピックアップですが、SEには85/15"S”というPRSの設計した質のいいハムバッカーが二基搭載されています。
さらにコイルタップ機能も備えているので、サウンドバリエーションは豊富です。
演奏性ももちろん抜群で、少し厚めのネックが安心感につながります。
少々説明が長くなりましたが、PRS SE Custom24は素晴らしいギターだと思います。
個人的にはPACIFICA612Vと同じくらいにおすすめですね!
ちなみにPRSは頻繁にモデルをマイナーチェンジするので、少し前のモデルが安く手に入るのもおすすめポイントですよ!
Fender / Made in Japan Traditional 60s Stratocaster

続いてはFenderの60‘sストラトキャスターを完全再現した「Made in Japan Traditional 60s Stratocaster」です!
こちらは先ほど紹介した「Made in Japan Traditional 50s Telecaster」と同じTraditionalシリーズの一本で、スペック的には非常に似通っています。
実際、ボディ材のバスウッドやネックのUシェイプ、ピックアップなどはすべて50s Telecasterと一緒です。
特筆すべき違いはネック材がメイプルではなくローズウッドなことでしょうか。
ローズウッドは過去様々なFenderギターに使用されてきた定番ネック材でしたが、
近年は高級材になりつつあり、使用される頻度も落ちています。
しかし本機は60‘sストラトキャスターを完全再現するためにあえてネック材にローズウッドを使用しています。
ネック材が違うとサウンドにも違いが生まれるので、この部分をこだわってくれたのは嬉しい限りですね!
他の違いはストラトとテレキャス自体の違いにはなりますが、やはりハイフレットが弾きやすいですね。
テレキャスだと20フレット以降は握りこむように手を回さないといけないので、どうしてもプレイアビリティが落ちてしまっていました。
しかしストラトは最終フレットまで手の形や位置を変えなくても弾き切れるので演奏性は高いですね。
と、ここまで違いを説明してきましたがこれらはあくまで小さな違いです。
50sテレも60sストラトもいいギターであることは間違いないのでどちらを選ぶか迷ってしまった人もいるでしょう。
その場合は両方を見比べてより外見に惹かれた方を選んでも全く問題ないと思いますよ!
なんたって天下のFender製ギターです。
持ってしまえばどちらを選んだとしても気に入るに決まっていますから!
まとめ
ここまでいろいろなおすすめギターを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか!
ピンとくるギターはありましたか?
品質の良いギターを選ぶことは最初の上達スピードを速くすることに直結します。
ここまでで紹介したギターはすべてあなたの上達を手助けしてくれる素晴らしいギターばかり。
この記事がみなさんのギター選びに少しでも貢献できていれば嬉しいです!
↓筆者が最もおすすめする初心者向けエレキギター↓
新しいギターを買ったけど、昔のギターの処分方法が分からない・・・、
という方はこちらの記事をご参照ください。
興味がある方はこちらの記事もあわせてどうぞ!
それではよいギターライフを!
ここまでご覧いただきありがとうございました!