ポール・リード・スミスのギターは高い!?値段の理由と特徴を徹底解説!

ギター

みなさんこんにちは!

突然ですがみなさんは、Fender社、Gibson社に次ぐギター業界第三位の会社、PRS社をご存じですか?

ここ10年ほどでさらにシェアを伸ばすPRSに興味津々!是非所有したい!なんて人も多いはず。

その一方で、

「でもPRSってなんか高くない・・・?」


そんな印象を持っている人も多いかもしれませんね。

ですが、PRSが割高なのには理由がしっかりあるんです!

というわけで今回はPRSがなぜ他のギターブランドと比べて高いのかを徹底解説します!

PRSの特徴も詳しく解説しているので、PRSの購入を検討している人も必見ですよ!

それではいってみましょう!

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PRSってなに?

まずはギター、「PRS」を説明しなければいけませんね!

PRSというのは、PRS社の考案した全く新しいボディー構造をしたギターの総称です。

(ちなみに他社含めた定番ギターの種類をまとめた記事はこちら

PRS社は創業から順調にシェアを伸ばし、今や業界第三位のギターブランドとなりましたが、

ここまでシェアを伸ばせた一番の理由は独自のボディの芸術的な造形美にあります。

出典:PRS

良くも悪くもストラト型やレスポール型といった風に定型化されていたボディ造形の常識をひっくり返す、

全く新しく美しいボディ構造はギタリスト、職人、果ては美術界でも高い評価を受けています。

特に芸術品としても高い評価を受けていて、主力であるCustomシリーズはメトロポリタン美術館にも芸術品として収蔵されています。

PRSにしかないスタイリッシュなシルエットはあまりに印象的だったのか、

Fenderで言うところのテレキャスターなどのギターの種類名としてPRSという名称がギタリストの間でそのまま使われるようになりました。

実際にはPRS社のシリーズにもCustomやHollow Bodyなど様々ありますが、

PRSとだけ言う場合はPRS社の主力であるCustomシリーズを指すことが多いですね。

PRSを表現する際、「GibsonとFenderの二大ブランドの良いとこ取りをしたギター」という文言がよく使われます。

二大ブランドのいいとこ取りという文言だけでもPRSの受ける評価の高さがうかがえますね!

PRSは値段が高い!?

ところでみなさんはこんなPRSの評価を聞いたことはありませんか?

それは、

「PRSのギターは他ブランドのギターに比べて割高だ!」

・・・というものです。

たしかにPRSの主力ギターであるCustomシリーズはFenderやGibsonの主力ギター帯よりも値段が高く設定されています。

でも、その強気な値段設定には明確な理由があります。

簡潔に言ってしまうと、この値段設定はPRSの並々ならぬ造形と性能へのこだわりの結果です。

ここからはPRSギターの特徴を一つ一つ見ていきながら、

なぜPRSギターが高くなってしまったのか、の理由である「こだわり」達を確認していきましょう!

「こだわり」を確認し終わったころには、PRSが割高な理由にも納得がいくはずですよ!

PRSの「こだわり」=特徴

ここからはPRSギターが割高になってしまった理由であるPRSの深い「こだわり」=他のギターにはない特徴について見ていきます!

また、PRSには様々なギターシリーズがあり、それぞれパーツや構造には差があるので、

今回はPRSの主力シリーズであるCustomシリーズを例にとって紹介していきたいと思います!

ボディ

出典:PRS

繰り返しになってしまいますが、PRSギターの一番の特徴はこの美しいボディ表面の湾曲した造形です!

この美しいシルエットは最初にも紹介した通り芸術品としても評価されており、メトロポリタン美術館にも収蔵されているほどなんです!

そして実は、PRSが他社商品よりも高くなってしまう理由がこの美しいボディーにもあるんです。

というのもこのボディ、実は一本一本職人さんの手作業で磨き上げられているんです!

機械製造の会社も多い中、手作業で最終調整をするというのはやはり生半可のこだわりではありません。

当たり前ですが職人さんには人件費がかかりますから、その結果としてPRSの値段が上がってしまうというわけですね。

でもこの美しいボディを得るためなら高いのもしょうがない・・・

なんていう風に思ってしまうのはやはり美しさゆえでしょうか?

指盤のバードインレイ

出典:PRS

PRSだけの特徴として、ボディーの次に良く上げられるのがこの指盤のバードインレイです!

インレイというのは指盤に入ったはめ込み細工のことで、7フレット上についているようなポジションマークもこれに当たります。

バードインレイというのは写真の通りで、普通のギターだと丸い点が入っているフレット数を示す部分が鳥をかたどったものになっています。

バードインレイはボディと並んでPRSの代名詞的に扱われる要素ですが、

見ただけでPRSとわかる特徴的な意匠でとってもおしゃれですよね!

こういった細かな装飾で視覚的にも楽しませてくれるのがPRSの仕事の丁寧さを示してます。

そしてもちろんこのインレイ加工も職人さんが手作業で行っていて割高な値段設定の一因になっています。

でもこの美しいバードインレイを得るためなら多少高くても・・・いいかも?笑

サウンド

PRSのギターサウンドはバーサタイルだといわれることがあります。

バーサタイルというのは多様性があり、幅広いという意味です。

なぜそのように言われるかというと、

  • PRSにはハムバッカーをシングルコイルとして使用できるコイルタップ機能がついていて、コードストロークから単音弾きまでどんな奏法にも対応できること。
     
  • トーンの変化幅が広く自由自在にいろいろなサウンドが作れること。
     
  • 素直な音色が出るように設計されているのでエフェクターやアンプの音を乗せやすく、色々な音楽に対応できること

これら3つの理由が主にあげられるでしょう。

幅広く対応できるバーサタイルサウンドもPRSが高く評価される理由ですね!

そしてこのサウンド幅が実現できているのはPRSが独自に開発したピックアップ「85/15」のおかげです。

PRSは自社生産のギター部品にも高い品質管理を行っています。

そのためどうしても値段が上がってしまうわけですね。

うーん、でもこのサウンドのためならしょうがない!

ロッキングペグ

出典:PRS

PRSの深いこだわりはペグにまで及んでいます。

PRS Customなどの主力シリーズに搭載されているペグはロッキングペグという構造で、

ストリングポスト先端に通した弦をロックするツマミがあります。

このロッキングペグがあることで弦がずれることがなくなり、

チューニングの安定度の向上、弦交換の利便性の向上が得られます!

ユーザビリティーに配慮するPRSのこだわりが感じられますね!

そしてペグもまたピックアップと同じくPRS独自開発のパーツです。

そのせいで値段が上がっている部分もあるかもしれませんが、

ロッキングペグの使いやすさを知ってしまったら値段にも納得できるはず!

更新頻度の高さ

最後はギター本体のパーツの更新頻度についてです。

ここまでの紹介で気づいた方もいるかもしれませんが、PRSは独自開発のギターパーツを多く使用するのが基本です。

こだわりを実現するために部品一つ一つまで作りこんでいるというわけです。

で、普通は新しいパーツが開発された際は、新しく開発された機種に搭載されることが多いです。

しかしPRSは半年間隔ぐらいに既存の機種をアップデートしています。

これはなにもギターのプレイアビリティやサウンドに大きな変化を生む新パーツができた場合だけではなく、

例えばピックアップのねじの形状が少し変わっただけの新パーツだったとしてもPRSはアップデートを行います。

これは少しでも音が良くなるならすぐに採用しようというPRSの心意気とこだわりの表れといえるでしょう。

まあ、買った半年後には型落ち品になってしまうというのも恐ろしいといえば恐ろしいですが・・・笑

まとめ

PRSのもつ様々な独自構造とこだわりは理解できましたか?

改めてまとめると、PRSの値段の高さは今まで挙げたような細かい部品やシルエットへの深いこだわりの表れなんです!

むしろこの美しいシルエットや素直で扱いやすい音色、高いプレイアビリティなどを考えればギターの中でもコストパフォーマンスが高い機種だといえるのではないでしょうか!

たしかにPRSは割高ではありますが、それを補って余りある長所があります。

PRSは新しいギターを買おうと考えている方には絶対におすすめできるギターと言えます!

初心者の方にもエントリーモデルのSEシリーズは超おすすめなので、是非チェックしてみてほしいですね!

(SEシリーズについてはこちらの初心者向けおすすめエレキギター10選を3つの価格帯別に紹介!でも紹介しています!)

是非次にギターを買う際はPRSを検討してみてはいかがでしょうか!

それではよいギターライフを!
ご覧いただきありがとうございました!

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