ピックの形、厚み、材質ごとの特徴、オススメ定番を徹底解説!!

ギター

みなさんこんにちは!

突然ですが、自分の使ってるピックの厚みと形、適した演奏ジャンルって説明できますか?

どんなギタリストも必ずお世話になる必須アイテム「ピック」ですが、

どんな形があるのか、どんな厚みがあるのか、それぞれどんな特徴なのか、

これらをしっかりと把握しているというギタリストは実はあんまり多くありません。

ピックにはピックごとに適した演奏ジャンルがあり、

それを知らないままジャンルに適さないピックを使っていると、

ピック本来の実力を引き出せず、思い通りに演奏できない場合があるかもしれません。

なので、少しでも演奏を向上させたい全ギタリストにとって「ピック」を学ぶことは重要です。

ということで今回はギターピックの形、厚みごとの特徴を徹底解説し、

オススメの定番ピックたちをご紹介します!

この記事を最後まで読んでピックマスターを目指しましょう!

それでは早速行ってみましょう!

形ごとの特徴

ピックと言われて思い浮かべる形は何でしょうか?

三角形のおにぎり型が一番イメージが強いかもしれません。

ですが、ピックにはおにぎり型以外もいくつか定番の形があります。

今回紹介するのは

  • おにぎり型(トライアングル型)
  • ティアドロップ型
  • ジャズ型
    サムピック型

この4つの定番ピック形です。

これら以外にもメーカーごとの個性的なピックの形が存在しますが、基本形はこの4つなので、

まずはこの4つの特徴をしっかり把握しておきましょう!

おにぎり型(トライアングル型)

まずは初心者が一番最初に使うピック率No.1の「おにぎり型」を紹介していきます。

おにぎり型というのは画像の通り三角形のピックで、正式な名前はトライアングル型といいます。

おにぎり型というのは通称ですが、実際に世間的に呼ばれる頻度はおにぎり型の方が多いんじゃないかなと思います。

3つの頂点どれも同じ形なので、どこでも同じ感覚でピッキングできます。

どこか一つの角で弾くことを想定しているピックと違い、

ピックが手の中でずれてしまってもリカバリーが楽なのが利点ですね。

三つの角どれも使えるので、他のピックの三倍使えてエコなのも嬉しいです。

おにぎり型に適したジャンルは?

おにぎり型は角の幅が他のピックと比べて広いので、コードストロークがきれいに響きます。

同様にカッティングも得意です。

ですが、エレキギターでの使用には弦の間隔や太さから角の広さが少しネックになるかもしれません(ほぼ好みのレベルですが)。

どれか一つのジャンルが得意!というわけではなく、

アコースティックギターでの演奏全般が得意なピックと言えるでしょう!

ティアドロップ型

続いて紹介するのはおにぎり型と同じくらいに定番のピック「ティアドロップ型」です。

形を見てもらえれば分かりますが、一方が尖っていて、反対側が丸い形が「涙の雫」のように見えることから、

ティアドロップ型という名前がついています。

弦に接する面積が少ないため、おにぎり型よりも軽い力でピッキングすることができ、

おにぎり型よりも角が細いので繊細な演奏に適していますが、

角が一つしかないのでおにぎり型よりも経済的に優しくないことは把握しておく必要があるでしょう。

ティアドロップ型に適したジャンルは?

ティアドロップ型は繊細な奏法に適しています。

具体的にはアルペジオや単音弾きが得意です。

コード弾きも大得意!というわけではありませんが、しっかりとした響きとアタック感を出せるので、

繊細な奏法と激しいコードストロークのような豪快な奏法のどちらでも十分に活躍できると思います。

ですが、慣れるまではアコースティックギターの厚みのある弦を弾くには少し角の幅が狭いと感じるかもしれません。

総じて苦手分野がなくどんな場面にも対応できるピックなので、

どのジャンルの時に使う、というよりはピックのスタンダードとして使用するのが良いと思いますよ!

ジャズ型

ジャズ型はティアドロップ型をさらに鋭角に尖らせたピックです。

元々ジャズギタリストたちが好んで使っていたことが由来でジャズ型と呼ばれています。

大きさがティアドロップよりも小さいため、細かい取り回しに優れています。

また、ティアドロップ型よりも更にピッキングに力が必要ないため、

軽いタッチでテクニカルに演奏したい技巧派のギタリストに好まれています。

ジャズ型に適したジャンルは?

ジャズ型は技巧派のギタリスト向けの性能をしており、

名前の由来となったジャズギタリストにはもちろん、

ハードロックやヘヴィーメタルといった速弾きをする分野のギタリストにも愛用されています。

なので、適するジャンルはジャズ、ハードロック、ヘヴィーメタルといったテクニックが重要視されるジャンル全般という事になるでしょう。

サムピック型

サムピック型は少し特殊なピックです。

親指にはめて使用するこのピックはアコースティックギターやエレキギターをフィンガーピッキングで演奏する際に、

指弾きではこもりがちなベース音をサムピックで弾くことで、

メリハリがあり、はっきりした音にする目的で使われています。

コードストロークも激しいものでなければサムピックを使ってできるので、

指弾きの強力なアシストアイテムと言えるでしょう。

サムピック型に適したジャンルは?

繰り返しになりますが、サムピックは指弾きをサポートすることを目的にしたピックです。

当然ですが前提として指弾き以外では使いません。

では指弾きの中でもどんなジャンルに適しているかという事ですが、

ベース音が強く出ることを考えれば、ゆったりとした曲調の物よりも激しめの曲の方が合うことは確かでしょう。

ですが、基本的には指弾きの曲であればどんな時でも活用できる応用力もあるので、

指弾きという前提さえクリアしていればどんなジャンルでも使用できると思います。

厚みごとの特徴

ピックの一般的な厚みは4種類あります。

  • 最も薄いThin(約0.5mm)
  • 標準的な厚さのMedium(約0.7mm)
  • 厚めのHeavy(約1mm)
  • しっかりとした厚みがあるExtra Heavy(約1.15mm~)

ピックはその厚みによって、正確にはそのしなり具合によって弦を弾いた際の音のレスポンスの速さが変わります(厚ければ早く、薄ければ遅い)。

同じくアタック音の迫力や明瞭さも厚ければ厚いほど強まります。

明確にこれが一番!というような厚みがあるわけではないので、実は人それぞれのこだわりが見えやすい部分でもあります。

Thin(約0.5mm)

最も薄い厚さであるThinは柔らかく温かみがある音を出すことに優れています。

その反面、激しいコードストロークのようなパーカッシブな演奏にはあまり向きません。

指でも簡単に曲げられてしまうほどに柔らかいので、使い始めは独特のピッキング感覚で戸惑うこともあるかもしれません。

また、柔らかいため速弾きのような細かく素早い演奏には向いていないので、

メタルやハードロックを弾くのは向いていないかもしれません。

サウンドは中低音抑え気味な明るい雰囲気なので、ゆったりとしたコードストロークの曲なんかに合うと思いますよ!

Medium(約0.7mm)

一般的な薄さであるMediumはどのジャンルや奏法にも合うような程よいアタック感、レスポンススピードです。

どんなジャンルでもとりあえずMediumを使ってる、というギタリストも結構多いんじゃないでしょうか。

サウンドはどの音域も程よく出るので、使いやすい万能サウンドと言えます。

ピックは曲によって厚みで使い分けるのが一番だとは思いますが、

それが面倒な場合はMediumオンリーというのも良いと思います。

それほどに万能で定番な厚みです。

Heavy(約1mm)

Mediumから更に厚くなったHeavyはキレのあるアタック感が特徴です。

持つとすぐにわかる程厚く、しなりも小さいのでThinとは相当感覚が変わります。

得意な奏法は速弾きや激しめのコードストロークです。

サウンドは中低音が少し前に出るものの、まだまだ色々なジャンルに合うサウンドです。

Mediumよりは汎用性が落ちますが、様々なシーンで活躍できると思いますよ。

Extra Heavy(約1.15mm~)

最後はもっとも厚いExtra Heavyです。

Heavyをしのぐ厚みを持ったExtra HeavyはHeavy以上にしなりません。

両手で力を込めても少ししか反らないくらいには硬いです。

腕の動きに完全に追従するようなピッキング感覚は他の厚みではなかなか味わえませんね。

しならないので速弾きは大の得意ですが、その一方で細かい表現には全く向きません。

相当に使いどころを選ぶピックですが、局所的に大活躍することもあるので一枚持っておくと便利かもしれませんね。

材質ごとの特徴

ピックの材質と言えば圧倒的にセルロイドが定番ですが、

実はピックの材質は結構種類が豊富です。

中でも今回紹介するのは有名な、

  • セルロイド
  • ナイロン
    デルリン
    トーテックス
    べっ甲
    ウルテム
  • PPS

この7種類を紹介していきます!

ピックは材質によって弾き心地が結構変わるので、自分好みのものを探すのも上達への一歩です。

しっかりそれぞれの特徴を知っておきましょう!

セルロイド

最初に紹介するのは「セルロイド」です。

最も定番な素材であるセルロイドは、丈夫で長い期間使えることが特徴です。

逆に言えばそれ以外は特に特徴はありません。

単音弾きもストロークもどちらもそれなりに向いていますし、

表面も他の一般的な素材と同じく滑らないくらいの適度なツルツル感です。

本当に良くも悪くも標準的なピック、という感じですね。

初心者が最初に使うべきピックと言ってもいいかもしれません。

迷ったらとりあえずセルロイドを選んでおけば間違いないでしょう。

ナイロン

続いては「ナイロン」です。

セルロイドに次いで昔からの定番の素材ですね。

柔らかくしなるので、アタック感が強くなりすぎず丸みを帯びた音が出せるのが特徴です。

セルロイドと比べて少し表面のツルツル感が強くて滑りやすいのがセルロイドにシェア負けしている理由でしょうか。

注意点として水分で硬度が上がる特性があり、長く弾いていると汗を吸って弾き心地が変わってしまうので、

長い練習の際は予備を何枚か用意しておく必要があります。

デルリン

続いて紹介するのは「デルリン」です。

軽いので滑らかなピッキングがしやすいことが特徴のデルリンですが、その反面耐久性が低いのが難点です。

また、ツルツル感が強いので滑りやすいですね。

サウンドはシャープで輪郭はっきり。

低音域が強めなサウンドが好きな人にはハマるピックだと思います。

トーテックス

続いて紹介するのは「トーテックス」です。

ジムダンロップ社の発売しているピックに使われている素材として有名なトーテックス。

ザラザラとしている手触りで滑りにくいため、しっかりとピッキングの力を弦にそのまま伝えることが得意です。

厚みによって感覚は変わりますが、人によってはピッキングの際に弦に引っかかるように感じるという声もあり、

単音弾きよりはしっかりとコードストロークを行う場合に使用することをおすすめします。

サウンドとしては硬い音色が鳴らせるという特色があります。

べっ甲

続いて紹介するのは「べっ甲」です。

今や一般ギタリストには中々手が出ない高級品となったべっ甲は、

タイマイと呼ばれるウミガメの甲羅を加工して作られます。

べっ甲はピックで使用される素材の中でもっともピックに適していると言われており、

適度なしなりと硬さ、指に吸い付くような持ちやすさ、弦と反発からこそ生まれる温かいサウンド、

と、他の人工素材から作ったピックでは出せない持ち味があります。

ワシントン条約によって輸入が禁止されたことで原料が確保できず流通量は減り、

現在の値段は一般的なピックの10倍~以上ですが、それでも愛用するギタリストは多いです。

ウルテム

続いて紹介するのは「ウルテム」です。

ウルテムは10数年前から「爪やべっ甲の代用品」という触れ込みで流行り始めた新素材で、

実際のピッキング感覚はべっ甲や爪とセルロイドの中間というような感じですね。

音の立ち上がりがよくバランスが良い音なので、セルロイドの次に定番になりそうな使いやすさです。

値段もべっ甲に比べればはるかに手に取りやすいお手軽さなので、

セルロイドのような人工素材っぽいピッキング感覚が合わない人には一度試してみてもらいたい素材です。

PPS

続いて紹介するのは「PPS」です。

ウルテムと同じく最近使われ始めた素材で、軽やかなアタック感が特徴的です。

厚みが増せば増すほど金属っぽい感じの硬いサウンドがしますね。

あまりしならないので、カッティングや単音弾きに対応しやすいのが利点です。

セルロイドより軽いので、ピックはとにかく軽い方がいい!という人にオススメです。

オススメ定番ピック

ここからはオススメの定番ピックを紹介していきます。

どんなピックを選べばいいのか分からない・・・

なんて悩みを持っている人は、今から紹介する定番ピックの中から選べば間違いないですよ!

それではいってみましょう!

王道中の王道!「Fender 351 ティアドロップ」

最初に紹介するのはギターピックの中でも超定番な「Fender 351 ティアドロップ」です!

セルロイドを使ったティアドロップ型の本ピックはまさしく王道のピックで、

初心者から上級者までの全てのギタリストのニーズを満たせる使いやすさが特徴です。

厚さもThinからExtra Heavyまで幅広く対応しているので、

どんな時も、どんなギタリストにもおすすめできる定番ピックです!

ピック滑りを防止!「FERNANDES P-100SL」

続いて紹介するのは国産ギターブランドFERNANDESのギターピック「FERNANDES P-100SL」です!

このピックの特徴は何と言ってもピック真ん中についた滑り止め!

人間工学に基づいて設計されたこの滑り止めによって、

演奏中にピックを落とすというアクシデントの発生が大幅に抑えられます。

形はティアドロップ型とおにぎり型があり、ピックの素材はポリアセタール。

この記事では解説しませんでしたが、上で紹介したデルリンと同じようなものと考えてもらって問題ありません。

滑り止め付きのピックは特にライブで安心して弾くために必須級のアイテムなので、

滑り止め付きピックの中でも特に定番の「FERNANDES P-100SL」、

是非一度手に取ってみてほしいピックです!

コードストロークにはこれ!「JIM DUNLOP TORTEX TRI」

続いて紹介するのはジムダンロップ社のトライアングル型ピック「JIM DUNLOP TORTEX TRI」です!

ジムダンロップ社と言えばこの亀が描かれたトーテックス製のピックです。

実は形はトライアングル型以外にもティアドロップなどありますが、

筆者としてはダントツでトライアングル型がオススメです。

というのも上で紹介した通りトーテックスという素材自体がコードストローク向き。

単音弾きにはあまり向かないので、コードストロークに強いトライアングル型がおすすめです。

色がカラフルだったり亀が書かれていたりと外見がかわいいので、

ギター演奏中の「癒し」になってくれるのもおすすめポイントの一つです。

コードストロークを多用する人、練習中の癒しが欲しい人にオススメです!

ジャズ型の大定番!「Jim Dunlop Jazz III Nylon」

続いては同じくジムダンロップ社の発売しているジャズ型ピック「Jim Dunlop Jazz III Nylon」です。

このピックはジャズ型の中でも定番のピックです。

ジャズ型は速弾き用の需要もあって硬さを重視する人も多く、

素材がナイロンという事でしなりを気にする人もいるかもしれませんがそこは天下のジムダンロップ、

このピックは通常のナイロンよりも硬いナイロンを使用しているので、

しなりもちょうどよく一音一音がはっきりとしたエッジの効いたサウンドで速弾き適正もばっちりです。

ジャズ型をジャズ用に使う人、速弾き用に使う人のどちらにもオススメできる王道ジャズピックですよ!

騒音対策の新定番!「サイレントピック SP-3」

続いては騒音対策の強い味方「サイレントピック SP-3」です!

↑こちらの記事でも紹介しましたが、

アコースティックギターの音量を抑えることを目的に開発されたのがこのピックです。

音量が1/2ほどまで落とせるという事で、夜にしか練習できない人向けの消音アイテムの中でも大きくシェアを伸ばしています。

そんな消音アイテムとして超優秀な「サイレントピック SP-3」ですが、

ペラペラとした素材なのでどうしてもピッキングの感覚が普通のピックと違ってしまうことと、

ストロークプレイ専用であることが欠点としてあげられます。

それでもギターの騒音を気にしている人にとっては魅力的なピックのはず!

騒音の悩みがある人は是非一度手に取ってみてください!

こだわりの最上級品「本鼈甲ピック ティアドロップ」

最後は特別編、こだわりの最上級品「本鼈甲ピック ティアドロップ」です。

これは定番ピックではないですが、すべてのギタリストに是非一度使ってみてほしいピックです。

値段は一般的なピックの10倍ほどで、手が出ずらいのは百も承知です。

ですがべっ甲特有な豊かな倍音と吸い付くような握り心地はハマる人にはとことんハマる魅力があります。

実際筆者も一時期べっ甲ピック以外は使えなくなるほどハマりました(今は金銭的な理由で使ってません・・・)。

是非興味を持ったら一度使ってみてください。

きっと最高の体験ができると思いますよ!

まとめ

というわけでここまでギターピックの形や厚みごとの特徴を徹底解説し、

オススメの定番ピックたちをご紹介してきましたが、

自分好みのピックの厚みや形は見つかりそうですか?

自分に合ったピックを探すのは全ギタリストを悩ませる永遠の課題です。

そして、自分に合ったピックを見つけ出すには色々なピックを試してみることが肝心です。

ぜひ、色々な種類のピックを試してみて自分好みのピックを探してみてくださいね!

それではよいギターライフを!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

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