みなさんこんにちは!
「これからギターを始めたい!」
「バンドを始めたい!」
そう思ってギターを調べてみたら、なんだか種類がたくさんあってどれを選べばいいかわからない・・・
実はこの悩み、初心者さんの多くが抱える悩みなんです。
ギターは決して安い趣味ではありません。最低でも1~2万円はかかってしまいます・・・
せっかく高いお金を払って始めるなら、納得したギターで始めたいですよね!
この記事ではそんな初心者さんの持つギター選びのお悩みを、種類ごとに徹底解説して解消します!
アコースティックギターとエレキギターの違いは?
ギターを始めたい人の中にも、
「路上で弾き語りをしてみたい!」
「ライブでかっこいいソロを大音量で弾きたい!」
「ジャズをやってみたい!」
などなど色々なやってみたいことがあると思います。
でも、選ぶギターの種類によってはやりたいことができなくなってしまう可能性も・・・
そうならないためにも、まずはギターを種類分けする際の一番大きなカテゴリーである、アコースティックギター、通称アコギとエレキギターの違いを確認しましょう!
アコースティックギターとは?
「弾きながら歌う、弾き語りをしてみたい!」
そんなあなたにはアコースティックギターがおすすめです!
アコースティックギターはそのボディが空洞になっていて、
ギター全体が振動することによってアンプなどの音量増幅機材がなくても、
ギター単体で演奏を楽しむことができます。
ギター1本ですぐに弾けるというのは路上ライブをする際や、
友達に急に弾いてみて!と言われた時にも嬉しいですよね!
ただ、音を出すためには振動させる空洞と共鳴するためのボディ幅が必要なので、
その分ボディーがぶ厚くなってしまいます・・・
なお、アコースティックギターは2種類あります。
- スチール弦を使っているのが、一部のバンドや弾き語りで使われるフォークギター、
一般的にはこれのみをアコースティックギターと呼ぶことが多いです。
- 一方スチール弦より柔らかいナイロン弦を使っているのが、
フラメンコやボサノバで使用されるクラシックギターです。
テレビやユーチューブで見るようなアーティストの方々が使っているのは9割方フォークギターです。(ゆずや福山雅治、エド・シーランなど)
ですので、曲を弾き語りしてみたい場合は、フォークギターを選べば間違いないでしょう!
エレキギターとは?
「バンドでライブがしたい!」
「大音量のギターソロでかっこよく決めたい!」
そんなあなたにおすすめなのがエレキギターです!
エレキギターの正式名称はエレクトリックギターと言います。
その名前の通り弦の振動を電気信号に変換し、それをアンプなどの機材で増幅させることで音を出す楽器です。
アコースティックギターではバンド編成時に音量が小さく埋もれてしまうことから、
音量を大きくするために生まれたと言われてます。
エレキギターだけでは大きな音が出せないので、
アンプというギター用のスピーカーに繋ぐ必要があります。
しかし、そのめんどくささを吹き飛ばすメリットがあります!
それは、電気信号を音に変換しているので、
専用の機材(エフェクターなど)を使うことで音色を自在に変化させる事ができることです!
「歪んだ音」という用語を聞いたことはありませんか?
歪んだ音というのは、ギターの音をきれいな音ではなく、ギュワーーーン!!!というふうに「歪ませた」音のことです。
バンドの曲、特にハードロックなどで耳にする音です。
この音が出せるのも、電気信号で音を出すエレキギターの特徴ですね!
UNISON SQUARE GARDENやOfficial髭男dism、Mr.childrenなどの、
いわゆるバンド編成のグループで使われるのはこのエレキギターになります!
バンドを始めてみたい!ギターソロや速弾きをやってみたい!
という方はエレキギターを選べば間違いないでしょう!
アコギとエレキ、どっちを選べばいいの?
つまり、ギターを選ぶときは
- 弾き語りがしたい!
- 路上ライブがしたい!
→アコースティックギターがおすすめ!
- バンドをやりたい
- 速弾きやギターソロがしたい!
→エレキギターがおすすめ!
早速ギターを買いに行こう!
ということでギターの違いも分かったし早速買いに行きましょう!
・・・というのは実はまだ早いんです!
というのもエレキギターの中にも種類がたくさんあるんです。
アコースティックギターとエレキギターの違いを理解した後は、
エレキギターを種類ごとに詳しく見ていきましょう!
エレキギターの種類
ソリッドギター
エレキギターと聞いて一番に思い浮かぶのはこのソリッドギターでしょうか。
ソリッドギターはエレキギターの中で最も多い構造のギターです。
ボディー(金属パーツがたくさんついている一番広い部分)は木材の単板か合板(木材を貼り合わせているもの)で、
アコギにあるようなボディの空洞が無くソリッド、つまり中身の詰まった状態です。
比較的ボディーが薄いのも特徴でしょうか。
ソリッドギターはソリッドギター内で細分化されているので、下の項目でもっと詳しく紹介しますよ!
簡単な見分け方としてはボディにアコギのようなホールがあるもの以外はすべてソリッドギターと考えて良いでしょう。
ホールがフェイクだったり、ホールが無くても空洞があるギターもたまにあるので注意。
フルアコースティックギター

フルアコースティック・ギター(フルアコ)はギターの内部がアコースティックギターのように、
空洞なホロウ構造になったギターです。
アコースティックギターにエレキ弦を張って、ピックアップが付いているギターのようなイメージでしょうか!
フルアコはソリッドボディーのエレキギターと比べるとボディに厚みがあります。
アンプを通さないでギター単体で弾いても、アコギのように大きい音量で豊かな響きが得られ、
甘く艶やかで広がりのある和音や倍音が出るという唯一無二の特徴があります。
ただ、ロックなどの強めに歪ませた音が必要な場合だと適さないかもしれません。
セミアコースティックギター

セミアコースティック・ギター(セミアコ)はフルアコとソリッドギターの中間のようなギターで、
フルアコ同様にボディが空洞になっていて、甘く豊かなアコースティックサウンドを出す事が可能です。
しかしながらフルアコと違いハウリングが起きにくくソリッドギターのような感覚で扱う事が出来るので、
ギターアンプを使って少しだけ歪んだジャズっぽいギターサウンドを好む方に適したギターと言えるでしょう!
ソリッドギターの種類
テレキャスター
テレキャスターはギターの定番である三機種の一つです!
ギターメーカーの中でも1,2を争う大手Fender社 が考案した、
世界で一番最初に出来た歴史あるエレキギターであり、数あるギターの中で最もシンプルな形状をしています。
構造はフロントとリアに大小2つのシングルピックアップが搭載されており、
繊細な音と迫力ある音を自在に使い分けられるのが特徴です!
*ピックアップとは・・・弦の振動を電気信号として変換する部分で、この部分が多いほど色々な音色が作れると思えばOK!
シングルピックアップ搭載のギターは、輪郭のはっきりとした音色が特徴です。
音の立ち上がりが鋭いので、ギターを弾きながら歌うギターボーカルをやる場合や、伴奏で演奏するのに適しています。
またスカやファンクなどのカッティングを多用する楽曲でも輝きます!
こんな人におすすめ
- ギターボーカルをしてみたい人
- スカやファンクに興味がある、演奏してみたい人
レスポール
レスポールもテレキャスターと同じく定番三機種の一つです!
テレキャスターには及ばないものの、誕生からの歴史は長く、
Fender社と並んで2大ギターメーカーとして有名なギターメーカー、 「Gibson」の代表モデルです。
レスポールにはハムバッカーと呼ばれるピックアップが搭載されており、 大音量のサウンドにも少ないノイズで対応可能なため、
ハードロックやメタル、パンクロックなどのパワフルなジャンルにマッチしたギターといわれています!
こんな人におすすめ
- とにかく歪んだ音を大音量で気持ちよく鳴らしたい!
- ハードロックをやるバンドを組みたい!
ストラトキャスター
ストラトキャスターは定番三機種最後の一つであり、最も人気が高い機種(なはず!)です!
個人的にもギターの中では外見、音含めてストラトキャスターが一番好きです笑
Fender社が考案したストラトキャスターは、エレキギターの王道中の王道です。
ピックアップを三つ搭載した構造が基本のストラトキャスターは、様々な音楽に合う音色を自在に生み出すことが可能です!
幅広いジャンルに対応可能で、シャープでキレのある音色が特徴と言えるでしょう!
こんな人におすすめ
- ギターを始めてみたいけど、まだどんなバンドや音楽をやるか決めてない
- これからやりたいことが変わるかも・・・全部に対応できるギターが欲しい!
ジャズマスター
ジャズマスターはFender社によって考案された、
ジャズとの親和性が高められたエレキギターです!
ジャズに効果的にエレキギターのサウンドを組み込むために固有のピックアップが組み込まれており、甘く太い音色が特徴的です。
また、構造上弦の張りがほかのギターと比べて緩くなるので、
サウンドも緩めになり、ジャズに最適化されています。
・・・というのが売りなのですが、
実際にはジャズよりもオルタナティブロックやサーフロック系ギタリストに好んで用いられることが多いです。(NIRVANAのカートコバーン氏が使用したことから人気に火が付きました)
こんな人におすすめ
- ジャズを演奏してみたい!
- NIRVANAのようなオルタナティブロックやサーフロックのバンドをやりたい!
SG
SGはレスポールの後継機種として考案された機種です!
何よりの特徴はこの悪魔の角のような左右から突き出たボディー構造でしょう!
このカッコよさは、おもわず外見だけで欲しくなってしまうほど!
サウンドとしては、ピックアップにはレスポールを踏襲し、二基のハムバッカ―が搭載されており、
ハイポジション=ボディーに近い位置でギターを弾く際にこの特徴的な切込みのおかげで高い演奏性を提供してくれます!
よってSGは、ハードロックやメタルに適したギターと言えるでしょう!
こんな人におすすめ
- 外見が特徴的なギターが欲しい!
- ハードロックやメタルを弾きやすいギターで演奏したい!
Vシェイプ
最後にご紹介するのは変形ギターの花形Vシェイプ!
Vシェイプの特徴は名前からもわかる通り、このV字のボディーです!
音色は基本、二基のハムバッカースタイルが主流です。
ロックに適したサウンドが出せるという事ですね!
Vシェイプはこの特徴的な外見からステージの注目を一点に集めることができます!
さらにハイポジションも遮るものがなく弾きやすいですから、ギターソロの弾きやすさもうれしいですね!
こんな人におすすめ
- ライブでほかの人とギターが被りたくない!
- とにかく目立ちたい!
まとめ
色々なギターを紹介してきましたが、それぞれの違いはわかりましたか?
改めてまとめると、
アコースティックギター
- ギター本体に空洞があり、ギターだけで演奏できる
- アコースティックギターにはフォークギターとクラシックギターの二種類がある
- 弾き語りをする人はフォークギターを選べば間違いなし!
エレキギター
- 弦の振動を拾うピックアップという機材が搭載されていて、アンプを通すことで音が出る
- エレキギターにはソリッドギター、フルアコースティックギター、セミアコースティックギターの三種類がある
- バンドで使われるのはほぼソリッドギター
- ソリッドギターにはテレキャスターやレスポールなど、様々な種類がある
相当簡略化しましたが、大体こんなところでしょうか。
ギターを初めて買うときは、どれを選んでいいか難しいと思いますが、
- やってみたいバンドサウンド
- 弾いてみたい曲
- 出したい音
を基準にして選んでみると候補を絞れると思いますよ!
今回紹介した以外にもギターは沢山の種類があります。
調べれば調べるほど自分の求めるギターが見つかります!
最初の一本は忘れられない思い出になります。
妥協せずに、納得できるギターを探していきましょう!
それではよいギターライフを!
読んでいただきありがとうございました!