チューナーってどう選べばいいの?タイプ別特徴、選び方、おすすめ7選を紹介!

楽器機材紹介

みなさんこんにちは!

突然ですが皆さんはどんなチューナーを使っていますか?

初心者セットについてきた安いチューナー?

もしかしたらスマホアプリのチューナーで済ませてる、なんて人もいるかもしれません。

スマホアプリのチューナーは最近流行っていて種類が増えてますし、初心者セットのチューナーも使えない訳ではないですが・・・

正直どちらもおすすめしません!

アプリや安物のチューナーは精度に問題を抱えていることが多いので、しっかりしたチューナーを購入することをおすすめします!

というわけで今回は楽器を弾く上で必須のアイテムであるチューナーのタイプ別の特徴、選び方、おすすめチューナー7選を紹介していきます!

この記事を読み終わるころには自分に合ったチューナーが見つかるはずですよ!

それではいってみましょう!

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チューナーのタイプ別の特徴

クリップタイプ



ヘッドに挟んで装着するのがクリップタイプのチューナーです!

手軽でシンプルな物が多く使いやすいため、一番普及率が高くバリエーションも豊富です。

どのチューナーにしようか悩んだ場合はとりあえずクリップタイプにするのがいいかもしれません!

ちなみに初心者の方にもシンプルでバリエーション豊富なクリップタイプがおすすめです。

というのもクリップタイプは値段の幅が広く、びっくりするほど安いものも多いので初心者でも手を出しやすいんですね。

他タイプより安いこともあって「エレキギター初心者〇点セット」みたいな初心者向けセットに組み込まれることも多く、

初めて手にするチューナーがこのクリップタイプ、という人も多いようです。

他タイプに比べて安く、装着はクリップで挟むだけという手軽さは、

  • 日常的な練習で細かな手間を省きたい!
     
  • 難しい操作は分からない、機能が少なくてもいいから安いのがいい!
     

といった効率重視の経験者始めたばかりの初心者に最も理想的なチューナーだと言えます!

カードタイプ



最近ではめっきり見なくなったカードタイプチューナーです。

クリップタイプのチューナーが登場するまではコンパクトで楽器のケースやバッグに入れやすく携帯に便利という利点があり、

チューナーとして最も一般的で普及しているチューナーだったのですが・・・

装着するためにギターやベースとチューナーをシールドでつながないといけないという面倒さ、

長くチューナー業界のトップだったがゆえにメトロノームを付けるなどの多機能化による差別化を図った結果、多機能すぎて初心者にとって操作が分かりづらくなってしまったことが重なり、

シンプルで安価で簡単なクリップタイプチューナーに最近はシェアを奪われてしまいました・・・

ただ一方でカードタイプには多機能なものがそろっているという事でもありますし、

管楽器に代表されるオーケストラ系の楽器やクラシックギターだと譜面台に置いて見られるという圧倒的な利点があるのでまだまだカードタイプチューナーの人気は健在です。

(ちなみに弦楽器やクラシックギターの場合はシールドではなくチューナーマイクを使って音を拾います。このセッティングは割と簡単です)

ほとんどのギター、ベースプレイヤーからするとあまり選ぶメリットはないかもしれませんが、

メトロームなどの多機能性に魅力を感じる場合や、耐久性の高さに魅力を感じるなら選択肢の一つになるでしょう!

ペダルタイプ



ペダルタイプチューナーはエフェクターのようにシールドを繋げて接続するのが特徴です。

主にギター、ベースのチューナーとして使われることが多いです。

複数のエフェクターをセットにして組む、いわゆるエフェクターボードに組み込みやすいので、

エフェクターボードを組み始めると行きつくのがこのペダルタイプだったりします。

エフェクターと同じ運用ができるので、一度ギターとチューナーとアンプを繋いでしまえばその後は手間なくチューニングを常に確認できます。

性能としてはほかの音に影響されないので、ライブやスタジオ練習中に周りが音出ししている時でも正確にチューニングを合わせられるのが魅力的!

他にもカードタイプやクリップタイプよりもサイズが大きいので見やすさは格段にいいです!

エフェクターボードを構築するのに興味がある人常にチューニングをきっちり合わせておきたい人見やすいチューナーが欲しい人におすすめです!

ラックマウントタイプ



つづいてはラックマウントタイプのチューナーです!

ラックマウントタイプとは、PAユニット(ラックユニット)と呼ばれるアンプやイコライザー、アンプ付きのエフェクターをまとめて一つに組みあげたユニットに組み込むために、

PAユニット用の規格で造られた横長の大型チューナーです。

横長でほかのチューナータイプに比べて大きいので、ペダルタイプ同様視認性の良さが魅力です。

PAユニット向けとは言いましたが絶対にラックに組み込まなければいけないわけではなく、

アンプの上など平らな場所に置いたり、上向きに角度をつけて足元に置いて確認することも可能なので、使おうと思えばどんなシーンでも使うことは出来ます。

PAユニットが流行っていた1980年代~2000年代初頭に多くのプロミュージシャンがこぞって使っていたラックマウントタイプですが、

最近はユニットに組み込む機材がDTM、DAWに取って代わられてシステム自体が組まれなくなったことでシェアが落ちこみ、

最近では楽器店の試奏用機材ぐらいでしか見かけなくなりました。

しかしペダルタイプを超える視認性とデザイン性を持ったラックマウントタイプはいまだに根強い人気を誇っています。

ただ今回の記事では大きさがネックで普段使いには向かないと判断し、おすすめチューナー7選では取り上げていません。

需要があるなら追加する・・・?かもしれません。

チューナーの選び方

チューナーを選ぶときに大切なのは、何を重要視するかです。

チューニングの精度を重視するならば楽器と直接接続するカードタイプやぺダルタイプがおすすめです。

逆に装着の手軽さを考えるならクリップタイプがおすすめです。(ラックタイプは普段使いに向かないので選択肢に入れないほうがいいと思います)

しかし最近はクリップタイプでもペダル、カードタイプと遜色ない高精度なチューニングが可能になってきているので、

初心者、上級者問わずこだわりがない人はクリップタイプを選ぶのが一番いいと思いますよ!

ただエフェクターボードを作っている人はペダルタイプをエフェクターボードに組み込めば荷物もかさばらず、クリップタイプと変わらないほどの手軽さで使用できるので、


エフェクターボードを持ち歩いているという人はペダルタイプもおすすめです!

おすすめチューナー

コルグ AW-4G

最初に紹介するのはチューナーの定番形、「コルグ AW-4G」です!

はさむだけの手軽なクリップタイプで、画面も大きくフルカラーなので視認性抜群。

性能面も±0.1セントの高精度でチューニング可能で、一弦の巻きすぎを警告する機能も付いているのでチューニング中の弦切れ事故も予防してくれます。

コンパクトで耐久性も高いので持ち運びの面倒や故障などのトラブルも起きません。

半音下げチューニングやヘルツ変更(キャリブレーション機能)に対応しているのも嬉しいですね。

総合して見ると性能、大きさ、耐久性が全て高水準でまとまっている初心者におすすめのチューナー定番機です!

値段も標準的でコスパがいいので、どのチューナーがいいか迷ってしまうという初心者の方には超おすすめですよ!

Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner

続いては安さに主眼を置いた低価格チューナー「Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner」です!

コルグ AW-4Gと同じクリップタイプの本機は、フルカラー液晶を搭載して視認性を確保しつつ、

コストを抑えるために操作ボタンを2つにするなど工夫が施されています。

コルグのものと比べると若干液晶が小さく感じますが、1000円を下回る低価格は魅力的です

チューニング精度はしっかりしているので、とにかく安くて使えるチューナーが欲しい!という方にはぴったりの商品だと思いますよ!

ヤマハ チューナーメトロノーム TDM-700G

続いては「ヤマハ チューナーメトロノーム TDM-700G」です!

こちら今時珍しくなったカードタイプチューナーで、メトロノーム機能を搭載しているのが一番の特徴です。

他にもヘルツ変更幅(キャリブレーション範囲)が410~480Hzまでとだいぶ広いので、どんなシーンでも求める形にサウンドを調整できるのは魅力です。

視認性についても2段階に切り替えられるバックライトを採用しているので暗い場所でも見やすく使い勝手がいいですね!

カードタイプは楽器や演奏形態によっては無類の強さを発揮するチューナーですが、今はどんどん数が減っています。

出来の良いカードチューナーが欲しいならTDM-700G一択、という状態になりつつあります。

なので、カードタイプが欲しい人は迷わずこの「TDM-700G」を選んでいいと思いますよ!

ボス クロマチック・チューナー TU-3

続いては「ボス クロマチック・チューナーTU-3」です!

ボスはギタリスト、ベーシストならば知らない人はいないエフェクター界のNo,1メーカーですね。

そのボスが出したペダルタイプのチューナーである本機は、

流石ボスというべきか完璧にコンパクトエフェクターの形に合わせて作られています。

そのおかげでエフェクターボードに余白を作らずに導入できるのが嬉しいポイントですね!

チューナーとしては野外での視認性を高める「高輝度モード」の実装や、

21個のLEDを搭載することで滑らかなメーター表示を実現して視認性を高めてくれているのが素晴らしいです!

チューニングの完了をLEDの動作で知らせるアキュピッチ・サイン機能が搭載されているのも評価高いですね!

と、性能面だけで言えば完全におすすめなのですが、ペダルタイプならでは問題点として値段の高さが気になるところではあります。

1万円前後の値段設定は中々踏ん切り付きづらいとは思いますが、性能の良さと値段を比べて納得できるのであれば買いだと思いますよ!

コルグ ペダル式チューナー PB-AD

続いては「コルグ ペダル式チューナー PB-AD」です!

とにかくスタイリッシュな外見が特徴のペダルタイプチューナーで、エフェクターボードでも存在感を発揮してくれます。

ディスプレイの表示が大きく明るいので、ライブハウスや夜の野外など暗闇でのチューニングでも視認性は完ぺき。

チューナーOFFの時はトゥルー・バイパス(入力された音に影響を与えずにそのままの音を出力できる)仕様になっているので、

エフェクターボードに組み込むことで音の劣化することはありません。

チューナーON時は入力音を完全にミュートするので、ステージでチューニング音が垂れ流されてしまう心配もありません。

値段も7~8000円前後と高いとはいえボスのTU-3よりは手ごろなので、

ペダルタイプの中からだけでなく、チューナー全体から選ぶ際も十二分に選択肢に入ると思いますよ!

ボス Clip-on Chromatic Tuner TU-10

続いては「ボス Clip-on Chromatic Tuner TU-10」です!

こちらの商品の最大の特徴は「首」部分をなくしたことで得た圧倒的な耐久力です!

首というのはチューナーの画面部分などを回転させる関節のことですね。

従来のクリップタイプは首がウィークポイントとなってそこから破損するケースが少なくありませんでした。

しかし本機はそもそも首が存在していないので、弱点がありません。

そのため多少雑に扱っても全く壊れる心配がないので、ライブやスタジオ練習でチューナーを持ち運ぶときも安心感があります!

液晶画面も大きくチューニング精度もいいので、単純にチューナーとして高性能なのも嬉しいですね!

カラーバリエーションも多彩なので見た目を気にする人にもピッタリ!

同じものを長く使いたい人や、物の扱いがあまり丁寧じゃない人にはこの「ボス Clip-on Chromatic Tuner TU-10」がおすすめです!

tc electronic POLYTUNE (筆者イチオシです!)

最後に紹介するのは筆者イチオシの高品質チューナー「tc electronic POLYTUNE」です!

こちらの商品はチューナー界に革命を起こしたと言われるチューナーペダルです。

革命と言われるだけあって、PolyTuneには他にはない特徴的な機能がついています。

それは、1~6弦までをすべて一度にチューニングできるポリフォニックチューニング機能が搭載されていること!

今まで単音で一弦一弦確認していたチューニングが全部の開放弦を一発鳴らせば確認できるというのはまさに革命です。

それだけではなく、チューニング精度も±0.5セントの高精度クロマチックチューニングや、

±0.02セントという驚異的な超高精度のストロボチューニング機能
を搭載しているなど超高水準!

性能面で右に出る者はいないほどに高性能なチューナーです!

しいて挙げるのであれば1万円を超える値段がネックではありますが、この性能を考えればむしろ安いくらいだと思います。

チューナーは楽器を弾く限り毎日必ず使う重要なアイテムです。

毎日使うと考えれば、少し高くても高性能な「tc electronic POLYTUNE」を選ぶのが一番賢い選択だと思いますよ!

まとめ

ここまでチューナーのタイプとおすすめについて見てきましたが、皆さんの欲しいチューナーはありましたか?

チューナーは楽器を弾く以上何があっても手放せない重要アイテムです。

楽器は機材が色々必要で金銭的に大変だと思いますが、自分が信頼できるチューナーを使うのが一番です。

値段を気にしすぎて妥協するくらいなら、いっそお金は考えずに性能だけで決めてしまうのも悪くないと思いますよ!

みなさんが納得いくチューナー選びができることを願っています!

それではよい楽器ライフを!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

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