手頃価格で高音質!コンデンサーマイクの解説と1万円前後オススメ10選!【2021年追記】

オーディオ機器紹介

みなさんこんにちは!

今回ご紹介していくのは、おうち時間が長引く昨今、

自宅で歌の録音やゲーム実況の収録を行う人が増え、

絶賛人気沸騰中のコンデンサーマイクです。

コンデンサーマイクといえば少し前まではプロ仕様の高額なものしかありませんでしたが、

最近は人気の高まりに合わせてお手頃な価格で、なおかつ高品質なものも増えています。

という事で、今回はお手頃な価格帯でコンデンサーマイクを探している人向けにオススメ10選を紹介していきます!

コンデンサーマイクについてよく知らない人向けの簡単な解説も載せておくので、

オススメを見る前に簡単に目を通しておくと選びやすくなると思いますよ!

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コンデンサーマイクとは?

コンデンサーマイクとは、ファンタム電源と呼ばれる特殊な電源を使って動作するマイクです。

普段カラオケで使うようなマイクは、電源を使わないダイナミックマイクと言います。

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの一番の違いは感度の高さです。

感度というのは音を拾う際の繊細さ、どれだけ音を拾うかを示したもので、

コンデンサーマイクは感度が高いので、繊細な音の揺れを求めるプロの歌収録や、ギターなどの楽器の録音でよく利用されます。

コンデンサーマイクは繊細な音を取ることができますが、

その一方で耐久性が低く、またPCとの接続にオーディオインターフェイスなどの周辺機器が必要になるため、

個人での導入は少し敷居が高いマイクと言えるでしょう。

その一方で音質にこだわるならばダイナミックマイクよりもコンデンサーマイクの方が優秀なのもまた事実。

最近はコンデンサーマイクの使い方の解説も多く行われているので、

音質にこだわりたい方は導入してみる価値があると思いますよ!

コンデンサーマイクの指向性

コンデンサーマイクはそれぞれのマイクによって音を拾う方向が決まっています。

一つずつ解説していくと、

最も一般的なものは正面からの音だけを拾う単一指向性(カーディオイド)

歌の収録や声の録音はこのタイプが最も適しています。

前後2方向からの音を拾う双方指向性(ツインディレクション)

一対一の対談の録音に適しています。

特に方向を決めず、周辺360°を録音できる無指向性(ノンディレクション)

大人数での会議や、部屋全体の音をまとめて録音したいときに便利です。

このようにコンデンサーマイクの指向性にはこの三つがあります。

今回の記事では、オススメコンデンサーマイクは最も需要のある単一指向性の物のみを紹介していく予定です。

コンデンサーマイクはXLR接続?それともUSB接続?

少し前に述べたように、一般的なコンデンサーマイクはPCへの音の取り込みに周辺機器が必要です。

それを図にするとこんな感じです。

コンデンサーマイクを動かすためのファンタム電源をオーディオインターフェイスからXLRケーブル経由で取り込む方法ですね。

この接続は音質がとても良い反面、知識がないとセッティングが難しく、

またオーディオインターフェイスやXLRケーブルが必要になるため費用が余計に掛かる問題点がありました。

しかし最近になってUSB接続で使用できるコンデンサーマイクが生まれてきました。

図にするとこんな感じです。

とても簡単ですよね!

音質は少しだけXLR接続よりも落ちると言われていますが、

それでも費用の軽さとセッティングの簡単さは魅力的です。

音質を選ぶか、簡単さと安さを選ぶか

自分の求めるメリットに合わせてXLR接続かUSB接続かを選択するといいと思います!

1万円前後のオススメコンデンサーマイク

それではコンデンサーマイクの簡単な説明も終わったところでオススメのものを紹介していきたいと思います!

先ほど説明した通り、コンデンサーマイクにはXLR接続とUSB接続の二種類があるので、

XLR接続、USB接続それぞれ5つずつ紹介していきたいと思います!

それでは早速見ていきましょう!

※ちなみに上でも書いたように、今回の記事では単一指向性の物のみを紹介していきます。

XLR接続のオススメコンデンサーマイク

AKG P120

最初に紹介するのは音響機材の老舗メーカーAKGの打ち出すマイクシリーズProject Studio Lineのエントリーモデル「P120」です!

真空管を使用するような上位機種の音響性能を受け継ぎながらも、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルの本機は、

歌声、喋り声の録音はもちろん、アコースティックギターのような弦楽器が奏でる繊細な響きも的確にキャッチしてくれます。

サウンドは原音に忠実で幅広いダイナミックレンジを実現しているので、

どんな楽器や声でも、その場で鳴っているような臨場感ある音を録音できます。

外見もシックなので、見栄えを気にする人にもオススメです。

ベリンガー B-1

続いてはドイツの音響メーカーベリンガーのボーカル用マイク「B-1」です。

安価ながらプロ仕様を追求した本機は、ホームレコーディングにも本格的なサウンドを提供するため、

優れたリアリズムと感度、正確さで音を捉えるように設計されています。

B-1の高い性能によって得られるフラットなサウンドは、ボーカル録音後のミキシングもとてもやりやすいので、

自宅にいながら高品質な歌声を録音、編集したい人にオススメのマイクです!

MXL V67G

続いてはコスパの良さで有名なMXLの打ち出すエントリーモデル「V67G」です。

サウンドが結構特徴的で、中高音域がブーストされていてキラキラ感が強いです。

そして音の抜けが少し弱いので、若干音がこもります(サウンドアクセントの範疇ですが)。

個人的には女性ボーカルに合うサウンドタイプなんじゃないかなと思います。

その一方でしゃべり声を撮るのに向いているかというと微妙なので、

歌声を録音したいという方にはオススメですが、それ以外の方にはあまりマッチしないかもしれませんね。

audio-technica AT2020

続いては、国内の有名ブランドaudio-technicaの「AT2020」です。

サウンドのクリアさ、粒立ち、ダイナミックレンジ、すべてにおいて圧倒的なコストパフォーマンスを誇る本機は、

この値段帯でコンデンサーマイクを買うなら間違いなく一番オススメです!

本機はフラットにどの音域でもクリアで自然なサウンドを録音できるので、

歌声、楽器、喋り声などの用途にとらわれずに、すべての場面で高音質なサウンドを録音できます!

  • どのマイクにすればいいかわからない
  • いろんな用途でマイクを使いたい

そんな方々にオススメです!

audio-technica AT2035

オススメXLR接続コンデンサーマイクの最後に紹介するのは、AT2020の上位機種である「AT2035」です!

一つ上で紹介したAT2020の上位機種であるAT2035は、基本的なスペックにおけるAT2020との違いはありません。

しかし、AT2035にしかない特徴として、ローカットスイッチとパッドスイッチが搭載されています。

ローカットとは空調や振動ノイズをカットする機能で、パッドは大きな音を収録する際に音割れしてしまうのを防ぐ機能です。

これらが搭載されていることで、よりノイズの少ない綺麗な音声を録音することができます。

値段はAT2020よりも高いですが、専用のショックマウントという付属品もついているので、

少し高くともAT2035を選ぶ魅力も十分あると思いますよ!

USB接続のオススメコンデンサーマイク

888M マランツプロ MPM2000U

オススメUSB接続コンデンサーマイクで最初に紹介するのは、Amazon限定ブランドである888Mから発売されている「MPM2000U」です。

滑らかに伸びる高音が特徴の本機、ノイズを抑える機構も採用しており常にクリアな音を録音できます。

PCへの接続後に複雑なセットアップなしに使用できる手軽さと、

iOS機器への接続が可能という汎用性の高さが魅力的です。

スマホ、PCを問わず一つのマイクを併用したい人にオススメです!

FIFINE K678

続いてはFIFINEのコンデンサーマイク、「K678」です。

このマイクはミュートボタンをマイク自体に備えてあったり、

自分の声をモニターできるイヤホンジャックが搭載されていたりと、

SkypeやDISCORDといった通話アプリでの音声通話の為にマイクを使う人向けの機能がそろっています。

サウンドもとても自然で聞きやすいので、音質面で困ることもないでしょう。

ここまで紹介してきたものは歌声の収録に重きを置いたものが多かったですが、

こちらは音声通話でこそ真価を発揮する性能をしているので、音声通話の為のマイクを探している人にオススメです!

AVerMedia AM310

続いてはAVerMediaの「AM310」です。

一つ上で紹介した「K678」と同じくボイスチャットで使いやすいように調整されている本機は、

正面中央のツマミで音量調節が簡単に出来、ツマミを押すとミュート、

背面にはイヤホンジャックも付いているので、通話中の音量トラブルや急な離席時も安心です。

サウンドも問題なくボイスチャットできれいに聞こえます。

PC音とマイク音を切り替えてイヤホンジャックからモニターできるのもいい点ですね。

ボイスチャット用のマイクを探している方、おすすめです!

MXL TEMPO

続いては先程一度紹介したMXLのUSB接続コンデンサーマイク「TEMPO」です。

このマイクの特徴は何と言っても軽いことでしょう。

コンデンサーマイクはあまり持ち運んで使うものではありません。

その理由はもちろん壊れる危険性があるからというのもありますが、

単純に重いからというのもあります。

コンデンサーマイクは重いものが多く、重いマイクは当然スタンドもしっかりしたものを使わないといけないので、

付属品とマイクだけですごい重さになってしまうんですよね。

その点このマイクは本体が軽いのでスタンドが簡易的なものでも支えることができます。

なので結果的に重量が小さくなるので持ち運びやすいんですよね。

サウンドもフラットで使いやすいので、出先でマイクを使う用事がある人にオススメです!

audio-technica AT2020USB+

最後に紹介するのはXLR接続のオススメコンデンサーマイクの方で紹介したAT2020のUSB接続版、「AT2020USB+」です。

基本的な性能はすべてAT2020に準拠しているので、USB版だけの特徴を述べると、

ボリュームコントロールやイヤホンジャックを搭載しているので、

マイク一つで操作を完結させることができるのが大きな利点です。

XLR接続のAT2020と同じくサウンドはピカイチなので、こちらのAT2020USB+もおすすめです!

まとめ

ここまで1万円前後でオススメのコンデンサーマイクを紹介してきましたが、

気になるマイクはありましたか?

コンデンサーマイクは決して安い買い物ではありません。

自分が使う用途や予算と照らし合わせながらじっくり選ぶようにしましょうね!

どうしても決められない!

という人はAT2020/AT2020USB+を、オーディオインターフェイスの有無でどちらか選ぶのが良いと思います!

みなさんが納得いくコンデンサーマイクを選べることを応援してます!

それではここまでご覧いただきありがとうございました!

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